Windows 7でx64レディなMinGW環境を構築する際の注意点

海上忍
2009-09-14 16:30:01
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 64bit版MinGWとMSYS最新版のインストールが完了すれば、あとは環境変数の設定を残すのみ……のはずだが、現在公開されているパッケージにはいくつか問題がある。

 1つは、MSYSに収録されているターミナルエミュレータ「rxvt」の問題。64bit版Windows 7でスタートメニューから起動(MSYSに同梱のバッチファイルを使用)すると、例外コード0xc0000142を発するというもので、MSYSだけでなくCygwinやCoLinuxでも同様の事例が報告されている。現在のところ回避策はなく、コマンドプロンプトを使用するしかないようだ。

 もう1つは、64bit版MinGWに収録されたコマンドに、長い接頭辞が付いていること。たとえばgccは「x86_64-w64-mingw32-gcc.exe」といった具合になるため、リネームの作業が必要になる。シェルスクリプトを用意するほどの量でもないため、エクスプローラを使えばいいだろう。

 あとはユーザー用環境変数を設定すると作業完了。コントロールパネルから[システム]→[システムの詳細設定]の順に操作して[システムのプロパティ]を開き、詳細設定タブの[環境変数(N)...]ボタンをクリックして登録作業を進めればOKだ。

 下表のユーザー環境変数は、C:\MinGWに64bit版MinGWをインストールしたときの設定例。他のドライブやディレクトリへインストールした場合は適宜読み替えてほしい。MSYSを起動して「type gcc」と実行したとき、「gcc is /c/MinGW/bin/gcc」などと表示されれば作業完了だ。

MinGWの動作に必要なユーザー環境変数
MINGWC:\Mingw
PATH%MINGW%¥bin(既存の場合は先頭に挿入、他のパスとは「:」で区切る)
C_INCLUDE_PATH%MINGW%\include
CPLUS_INCLUDE_PATH%MINGW%\include
LIBRARY_PATH%MINGW%\lib
ファイルのリネーム後、ユーザー環境変数を登録すれば準備完了。「type gcc」を実行して動作を確認しておくこと ファイルのリネーム後、ユーザー環境変数を登録すれば準備完了。「type gcc」を実行して動作を確認しておくこと
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