Windows 7の「Trim」はSSDの断片化問題を解決できるか?

海上忍
2009-05-22 19:15:01
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 ここ数年、需要が急速に拡大している「SSD」。2012年には市場規模が2007年度の11倍に拡大するとの民間予測もあり、HDDの寡占状態にある現在の状況も変わることが予想される。

 そのSSD、フラグメンテーションの影響を受ける。特に起動ボリュームへの書き込みが多いWindowsの場合は、空き領域の断片化が進行しがちで、ともするとHDD以上にアクセス速度低下の悪影響を受けてしまう(特にキャッシュ非搭載のSSDで顕著)。

 しかし、Windowsに標準装備のデフラグ機能では根本的な解決にならない。SSDはページ単位の書き込みとなるため、空き領域に断片化が生じている場合、書き込むページ数が増え速度も低下してしまうからだ。

 たとえば、1ページ32KBで初期化されたSSDにユーザーが8KBのファイルを書き込む場合、断片化されていなければ書き込みは1度で完了するが、断片化されていれば4KB×2と回数は倍増、そのぶんトータルの書き込み速度は低下する。

 先日リリースされたWindows 7 RC1には、SSDのフラグメンテーション問題に対処すべく「Trim」が実装されている。

 このTrimは、システムがデバイス(SSD)に対し不要となったブロックをコントローラに通知し、書き込み時のムダを排除しようというもの。SSDでは、使用後に削除された領域に書き込む前には、時間のかかる消去処理を行わなければならないが、Trimではその領域を消去したうえで未使用領域にするため、次回の書き込み速度が改善される。

 ただし、実際の処理はSSD上のコントローラに委ねられるというしくみのため、SSDのファームウェアレベルでの対応が必要。いますぐTrimの有効性を試したければ、SSDのファームウェアアップデートとWindows 7 RC1が必要だ。

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