Vistaで迷走した仮想化環境のライセンス

海上忍
2009-03-12 20:30:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Vistaが発売された2年前といまとを比べると、OSが実行される環境がかなり変化していることに気付くはず。ノートPCへのシフトはさらに進み、いまや廉価な「ネットブック」が市場を席巻中。メモリモジュールの価格も大幅に低下している。マルチタッチトラックパッドなど、多点認識可能な入力デバイスのさらなる普及も見込まれている。

 ハードウェアだけが変化しているわけではない。ソフトウェアでOSの実行を可能にする「仮想化環境」の普及が、その1つだ。特にIntel Macが登場して以降、いわゆる仮想化ソフトが市民権を得たいま、仮想化環境もWindows 7を実行するプラットフォームとして見逃せない“玉数”があるからだ。

 コンシューマ向けの仮想化ソフトも、すでにWindows 7のサポート -- β版の現在は「experimental」という位置付けだが -- が開始されている。商用製品ではParallelsやVMwareのデスクトップ向け製品、フリーなものではVirtualBoxがある(現時点においてQEMUでのオフィシャルな動作確認は行われていない模様)。

 MicrosoftはVistaを発売した当初、仮想化環境での利用をBusinessとUltimateについてのみ認めるという厳しい姿勢で臨んでいた。後に緩和する方針へと転じたが、その後態度を翻し、翌年1月にはHome BasicとHome Premiumも許すという迷走を見せている。Windows 7の発売当初からEULAで認められて初めて、仮想化環境の市民権が確立したといえるのかもしれない。

仮想化ソフトでは、すでにWindows 7の実験的サポートが開始されている(画面はParallels Desktop 4.0 for Mac仮想化ソフトでは、すでにWindows 7の実験的サポートが開始されている(画面はParallels Desktop 4.0 for Mac

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]