
RC版で変わるWindows 7のUAC
海上忍
2009-03-09 20:30:00
Windows 7 β版は安定性やパフォーマンスのよさがテスターに好評なようで、完成版に準じる品質との声も聞こえる。実際、2月頃からRC版に向けての具体的な情報が入るようになってきた。開発チームの公式ブログ「Engineering Windows 7」でも、スクリーンショット付きで変更内容が明らかにされている。
その1つがユーザアカウント制御(UAC)の振る舞いで、UACのセキュリティレベルを変更する場合、昇格が必要になるというもの。β版では、アプリケーションから変更可能な使用を採用していたが、あるユーザがUAC回避を可能にしたコードを公開、UACの設定を巡り議論が巻き起こっていた。Microsoftの署名入りプログラムの中には、サードパーティー製アプリケーションの実行を許可するものが含まれ、しかもMicrosoftの署名があれば無条件で信頼されることから、悪意のコードが実行される発端となる可能性を事実上認めた措置といえる(ブログでは脆弱性ではないという立場だが)。
Vistaで導入されたUACは、ときにクドく感じられるまでの警告/確認により多くのユーザから批判を受けてきたが、いわゆるマルウェアの標的になることが多いWindowsの現状を考えれば、やむをえない部分も多い。その意味では、セキュリティレベルは最高に設定しておくほうがいい。となると、議題にすべきは警告/確認の量ではなく、どのように見せるか/操作させるかというUIの質だと思うのだが。
RC版で仕様が変わる、Windows 7の「UAC」
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