
Windows 7のReadyBoost--あのデバイスも使えるのか?
今回も引き続きWindows 7の「ReadyBoost」について。キャッシュに足りる容量を持つほぼすべてのリムーバブルディスクを使用できると書いたが、果たして実際のところは? という部分について検証してみた。
最初のテストは、本当に「あの」デバイスが使えるのか? ということ。1GB程度のFATフォーマットのデバイスということで、試したのはハギワラシスコム製CFカード(HPC-CF1GZP)とCreative製MP3プレイヤーZen Stone(ZN-ST1G-BK)の2つ。結果はどちらも○で、パフォーマンス的に足りるかという(Vistaでは一定の条件をクリアしないデバイスは使用できない)チェックなしにキャッシュを作成できた。ちなみに、4GBのSDHCカードもOKだった。
次なるテストは、CrystalDiskMark 2.2を利用した転送速度のチェック。Vistaでは、ReadyBoostの必須条件がランダム 4KBの読み取りが2.5MB/秒以上、ランダム512KBの書き込みが1.75MB/秒以上とされているが、それを下回るデバイスもWindows 7では使えてしまう? という仮定を確認するためだ。
その結果だが、仮定は的中。Zen Stoneのランダム512KBの書き込み速度は、Vistaにおける必須条件を下回る1.215MB/秒と判明した。ランダム4KBの読み取りは基準をクリアしているが、推奨条件の5MB/秒には不足する。これではReadyBoostのメリットを享受できないのでは? と思うが、なにぶんβテスト段階ゆえ、あらゆるデバイスで動作確認できるようチェック機能を無効化しているだけかもしれない。最終的にどうなるかは、GMのリリースを待つしかなさそうだ。
MP3プレイヤー「Zen Stone」もReadyBoostを利用できる
しかしパフォーマンスは……これではReadyBoostのメリットは期待できないのでは?
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