Windows PowerShellで変わるスクリプティング環境

海上忍
2009-02-06 12:00:00
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 Windows 7 β1には、新しいコマンド実行環境として「Windows PowerShell V2」が標準装備されている。このPowerShell、DOSでもなければUNIXでもない、オブジェクト指向的ともいえる独特の命令体系を備えており、管理ツールとしてだけでなく、スクリプティング環境としても活用できる。かつて開発コード名「Monad」と呼ばれたこのツールを、待ち望んでいたユーザも多いのではなかろうか。

 シェルとしての機能も、zshほどマニアックではないにせよ、それなりに洗練されている。カーソルキーでヒストリを行き来できるし、TABでコマンド(正確にはコマンドレット)やファイル名の入力補完にも対応する。lsやcatなど、UNIXコマンドを模したエイリアスがあらかじめ設定されていることもうれしい。

 最大の特徴は、コマンドレット間をパイプしたときに流れるデータがテキストベースではなく、オブジェクトベースということだ。以下の実行例を見れば、テキストファイル全体が配列として変数に格納されていることがわかるはず。シェルとしての操作体系にはさほど影響しないかもしれないが、スクリプティング環境としてはいろいろな可能性を秘めていると思う。

Windows 7 β1に収録されている「PowerShell」には、Technology Previewという文字がない。これで正式採用になる?Windows 7 β1に収録されている「PowerShell」には、Technology Previewという文字がない。これで正式採用になる?