いまある材料でLionを予想(Mac App Store編)

海上忍
2010-12-27 11:47:22
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最新特集【一覧】

 ついに「Mac App Store」が開店する。米国時間の1月6日に90カ国同時オープンの由、10月開催のBack to the Macイベントでの公約は果たされることとなる。ここ日本でも物珍しさにおとそ気分が手伝い、好調なスタートを切ることだろう。

 ただし、現時点でわかるのはこの程度。Back to the Mac以降に加わった情報といえば、「1月6日」と「90カ国同時」の2つだけだ。フタを開けてみないことには、App Storeより洗練されたインターフェースで購買意欲をそそってくれるのか、はたまた単なるダウンロードサイトなのかはわからない。

 そのMac App Storeに出品を計画している開発者数名に話を聞いたところ、共通して「コピー対策」で悩んでいることがわかった。話によれば、Mac App Storeそれ自体にコピー防止機能はなく、申請する時点で(開発者が実装した)同機能は外しておかねばならないとのこと。

 かといって、ダウンロードしたユーザーが台数制限なしにインストールできる仕様のまま出品するわけにはいかず……そこで、ダウンロードした時点でMacに残るCookie的な情報を判定し、なければインストールを許可しないという機能を実装するのだという。Mac App Storeへの出品を目指す世界中の開発者の目下の関心事は、ここにあるらしい。

 しかし、大問題が。この「インストールし放題防止機能」、よく考えて見れば、Mac App Storeでソフトが公開されないかぎり、期待どおりに動作するかどうか検証のしようがないのだ。つまり、Mac App Storeへ先陣を切って出品した開発者たちは、商機と引き換えに結構なリスクを背負っていることになる。

 商機といえば、Mac App Storeでもアフィリエイトプログラムを実施する可能性が高いことを指摘しておきたい。Mac向けソフトを紹介するサイトの何割かがアフィリエイトを始めると考えると、結構な数のトラフィックが稼げることだろう。iOSアプリのようなエコシステムが、Macでも始まるというわけだ。仮に筆者の予想どおりだとすると、Microsoftを刺激すること必定、Windows向けソフト市場にもなんらかの変革が生まれるはず……ということで、こちらも要注目だ。

2011年1月6日にオープン予定の「Mac App Store」。利用するときには、開発者たちの苦労にも思いを馳せたい 2011年1月6日にオープン予定の「Mac App Store」。利用するときには、開発者たちの苦労にも思いをはせたい
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ