いまある材料でLionを予想(ブラウザ編)

海上忍
2010-12-14 20:23:21
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 コンピュータはおろかデジタル家電への搭載も珍しくなくなった「ウェブブラウザ」。Appleもその例に漏れず、SafariをMac OS XとiOSの標準ウェブブラウザとして提供している。必ずしもOSの開発ペースとは同期しないが、Safari 2はTigerと、Safari 3はLeopardとともにリリースされたように、タイミングが合うものなら合わせたいとAppleは考えているはず。

 次期バージョンのSafariに関する情報は聞こえていないが、4月にアナウンスされた「WebKit2」が関係する可能性はある。詳細についてはこちらの記事を参照いただくとして、今回はWebKit2の最新動向をお伝えしてみよう。

 WebKit2は、ウェブブラウザとして起動可能な状態にまで開発が進んでいる。SVNサーバからダウンロードしたソースは、デフォルトでWebKit2をビルドするよう設定されており、ビルドが完成すると「Mini Browser」なる簡易ウェブブラウザが生成される。タブは未実装、環境設定パネルもないなど、サポートされているのは基本的な機能だが、WebKit2搭載のSafari(Safariの「ガワ」で動作するWebKit Nightly Buildのリリースが先か)が登場する日も、そう遠くないはずだ。

 また、Tracのタイムラインを眺めていたところ、折しもソースコードをダウンロードする直前のチェンジセット73796に、「WebKit2: Implement IME support for Mac」という文字が。早速Mini Browserで「Google 日本語入力」を使い試してみたところ、確かに日本語の文字を直接入力できた。その10秒後にはフリーズしたけれど。

 このように熟成が進んでいるとはいえないWebKit2だが、開発ペースとMini Browserの完成度を考えれば、次バージョンのSafariに採用される可能性を否定できないはず。半年というLionのリリースまでに残された期間も、期待してよさそうな長さではある。筆者はズバリ、Lionのリリース直前にWebKit2搭載のSafari 6が出る、と見ているが……さて、どうなるか。

WebKit2のソースコードをビルドすると生成される「Mini Browser」 WebKit2のソースコードをビルドすると生成される「Mini Browser」
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