最新版NTFS-3GをSnow Leopardで使う

海上忍
2010-10-05 15:13:13
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 多くのファイルシステムを読み書きできるMac OS Xだが、NTFSのサポートは「公式には」リードオンリーだ。

 Snow Leopardでは、/etc/fstabにエントリを追加すると書き込みできるようになったものの(参考)、カーネルパニックが頻発するなどの副作用がある。Read/Writeは高速だが、安定性の評価も加味すると二重丸を与えられないのが正直なところ。

 そこで選択肢として浮上するのが「NTFS-3G」。ユーザランド上にファイルシステムを実装する「FUSE」の機能を利用したモジュールであり、OS XではFUSE移植版の「MacFUSE」で動作する。Read/Writeの速度は/etc/fstabを使う方法に見劣りするが、安定して動作する。扱うファイルが容量の小さいもの主体であれば、NTFS-3Gを利用してRead/Writeしたほうが無難だ。

 NTFS-3Gの最新バージョンは、10月3日公開の「NTFS-3G 2010.10.2」だが、システム環境設定のペインとしてインストールされるなどカスタマイズされたOS X版を利用したほうが手間は少ない。OS X版の「NTFS-3G for Mac OS X 2010.8.8」は1つ前のバージョンをベースにしているが、NTFS-3G 2010.10.2は不具合修正がメインということもあり、すなおにOS X版を利用したほうがいいだろう。

NTFS-3G for Mac OS X キャッシュ機能の有効/無効などをシステム環境設定のペインで変更できる「NTFS-3G for Mac OS X」※クリックすると拡大画像が見られます

 そのNTFS-3G for Mac OS Xを導入してから3週間ほど経つが、特に支障なく利用できている。以前のバージョンは、ネイティブサポートされているFAT32などのファイルシステムと比較すると明らかに書き込み速度は劣ったが、現行バージョンではあまり気にならない。

 たとえば、USB 2.0接続のシリアルHDDに約600MBのファイルを書き込むのに要した時間は37.4秒。平均400KBのJPEGファイル50枚をコピーしたときも、約3秒で完了した。書き込み速度の遅さが指摘されてきたNTFS-3Gだが、もはやそれは過去の話だ。

 ところで、NTFS-3G for Mac OS Xには「Tuxera NTFS for Mac」という商用版がある。次期バージョンでは64bitカーネルがサポートされるため、より速度にシビアなユーザーはこちらを選択してもいいだろう。なお、1ライセンスの価格は25ユーロだ。

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