開発者じゃなくても便利に使えるDevTools(コマンド編)

海上忍
2010-09-09 13:19:10
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 開発環境は未導入、というMac OS Xユーザーは少なくない。辛うじて10万円アンダーの通常版と、二十数万円也の開発環境セット版が提供されていたNEXTSTEP時代を肌身で知る筆者としては、OSが1万円台で開発環境は無償提供、という状況には隔世の感がある。第一、開発環境のないUNIXなんて○○のない××のようではないか(当て字はご自由に)。

 それに、開発環境はデベロッパーだけのものとはかぎらない。有用なツールも多数含まれているので、それだけでも十分メリットといえる。ディスクスペースは多少圧迫されるが、昨今のHDD容量と価格を考えれば、数GB程度どうということもなかろう。

 開発環境には、多数のコマンドも含まれる。gccやmake、otoolといった開発に直結するコマンドはもちろん、関連性の低いものもあるため、ともするとインストールされたことに気がつかない可能性がある。

 CPUなどハードウェア寄りのシステム情報を出力するコマンド「hwprefs」は、その一例だ。パラメータを与えて実行すると、その項目の状況を表示してくれる。ハイパースレッディングに対応しているかどうかなど、CPUの機能をチェックする用途に使えるはずだ。

 なお、sudoを組み合わせて管理者権限で実行すれば、「sudo hwprefs cpu_disable 2」のように、CPUコアの1つを無効化することもできる。Mac Dev Centerから入手した「CHUD Tools」を使う手もあるが、たったこれだけの作業、コマンドでじゅうぶんだろう。

「sudo hwprefs cpu_disable 2」の実行後にアクティビティモニタを起動したところ 「sudo hwprefs cpu_disable 2」の実行後にアクティビティモニタを起動したところ。コアの1つが無効化されていることがわかる※クリックで拡大画像を表示
表:hwprefsコマンドで使用できるパラメータ
cpu_count物理的に存在するCPU(コア)の数
cpu_enable現在有効なCPU(コア)の数
cpu_disable現在無効なCPU(コア)の数
cpu_l1_cacheL1キャッシュの状態
cpu_l2_cacheL2キャッシュの状態
cpu_l3_cacheL3キャッシュの状態
cpu_napNAPモードの状態
cpu_htハイパースレッディングの状態
thread_countスレッドを実行可能なCPU(コア)の数
thread_enableスレッドを実行可能なCPU(コア)の状態
thread_disableスレッドを実行不能なCPU(コア)の状態
os_classOSのクラス(ex. Snow Leopard)
os_typeOSのバージョンとビルド番号
machine_typeマシンタイプ
memory_size物理メモリサイズ
cpu_typeCPUの種類とバージョン
cpu_freqCPUのクロック数
cpu_bus_freqバス周波数
memctl_typeメモリコントローラの種類
ioctl_typeI/Oコントローラの種類
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