Quick Lookの「qlmanage」コマンドでファイルのサムネイルをサクサク作る

海上忍
2010-08-09 18:43:07
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 ファインダーで選択したファイルをプレビューする「Quick Look」は、Leopardで登場したばかりだが、すでにOS Xユーザーにとっては欠くべからざる機能となっている。Snow Leopardはもちろん、iOSでサポートされたことからもうかがえるように、Apple製品のUIを語る上での重要な要素になったとも言える。

 そのQuick Lookには、「qlmanage」というコマンドが用意されている。Quick Lookデーモン(quicklookd)の再起動など管理機能、強制的に指定したプラグインでプレビューするといったデバッグ関連機能を備えており、Quick LookがどのようにしてUniform Type Identifier(UTI)を識別しているかの理解にも役立つ。Quick Lookプラグイン開発者の必携ツール、ということもできるだろう。

 このqlmanage、開発者だけに使わせるのは惜しい。というのも、うまく使えば「ファイルのサムネイル画像を一括生成するコマンド」として活用できるからだ。

 手始めに、画像ファイルのサムネイルを一括作成する方法を紹介しよう。利用するオプションは「-t」と「-o」、前者はファイルのサムネイルを生成するためのもので、後者は生成されたイメージをディレクトリに書き出すためのものだ(出力されるフォーマットはPNG)。ここでは、カレントディレクトリにある複数のJPEGファイルを対象に、作成したサムネイルをtmpディレクトリに書き出している。

$ qlmanage -t *.JPG -o tmp

 作成するサムネイルのサイズを指定したい場合には、「-s」オプションを使用する。たとえば、サムネイルの横幅を240ピクセルで統一したければ、次のように「-s 240」とすればいい。

$ qlmanage -t *.JPG -s 240 -o tmp

 上記の例では画像ファイルを対象にしているが、プラグインが用意されていれば、フォーマットの別を問わず作業対象にすることが可能だ。たとえば、次のコマンドラインではExcelブックを対象に、アイコンモード(Finderでアイコンとして表示されるときのイメージを生成)でサムネイルを生成している。サムネイルの右上はページをめくったように加工され、下部にはExcelブックであることを示す「XLS」の文字が出力されるはずだ。

$ qlmanage -t *.xls -i -s 512 -o tmp
Excelブックのサムネイル画像もコマンドライン1行で作成できる Excelブックのサムネイル画像もコマンドライン1行で作成できる ※クリックすると拡大画像が見られます
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