Snow LeopardをPDFジェネレータにできる「CUPS-PDF」

海上忍
2010-06-23 11:44:02
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 Mac OS Xの印刷システムは、JaguarのときLPRからCUPS(Common Unix Printing System)へと変更された。データの種類に応じて印刷実行時に「フィルタ」と総称されるプログラムを実行すること、ウェブブラウザを利用した遠隔管理が可能なこと、プリンタ共有機能を提供するIPP(Internet Printing Protocol)をサポートすることなどの特徴を持ち、LPRより進んだ印刷環境を構築できる。2007年には開発元のEasy Software Productsを買収、現在ではAppleにより開発が進められている。

 前述したフィルタの機構を利用し、拡張可能なことも特徴といえる。今回紹介する「CUPS-PDF」は、一種の仮想プリンタとして動作し、そこを出力先に指定して印刷を実行するだけでPDFを生成できる。PDF生成機能をOS標準の機能として持つMac OS Xの場合、ローカルホスト単独で運用するかぎり特に必要ない機能といえるが、このCUPS-PDFは共有プリンタとして振る舞える点が大きい。LANの他のマシンから印刷を実行すれば、Snow Leopardのスプール領域(/Users/Shared/CUPS-PDF)にPDFを生成できるのだ。

 導入はかんたん、Mac OS X用バイナリパッケージ(こちら)を入手し、展開してインストールすればOK。あとはシステム環境設定「プリントとファクス」ペインでプリンタ追加ボタンをクリックし、自動検出された仮想プリンタを選択すればいい。「ネットワークでこのプリンタを共有」をチェックすれば、LAN上の他のマシンから利用できるPDFジェネレータの完成だ。

パッケージのインストール後、「プリントとファクス」ペインからプリンタを追加する手続きを行うだけでOK
共有に設定すれば、LAN上の他のマシンから利用できるPDFジェネレータの完成だ
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