Appleの「HTML5 Showcase」をFirefoxとChromeで試す

海上忍
2010-06-07 19:17:00
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 まもなくWWDC 2010がスタートするというタイミングで、Appleが「HTML5 Showcase」なるデモを公開した(関連記事)。サイトには「対応するブラウザはSafari」としか表示されていないため、Mac OS X向けの最新版のみがサポートされるのかと思いきや、iPadとiPhoneのどちらでも変わらず動作した。Appleの“HTML5本気度”を世間にアピールすると同時に、Safariの先端性を知らしめるイメージ戦略なのだろう。

 念のため、Firefox 3.6.4での動作を確認しようとしたところ、「You'll need to download Safari to view thid demo」と表示され、敢えなくリジェクト。先端性をアピールしたいのであれば、すべてのブラウザでテストできるようにすればいいものを……。

 と独り言を言っても仕方ないので、アドオン「User Agent Switcher」を利用し、User AgentをSafari 4.0.5のものに偽装してサイトへのアクセスを試みたところ無事閲覧に成功。テストの結果は表1のとおり、一部は動作したが、CSS 2D/3D Transformsの機能を利用したものはほぼ全滅に終わった。

 同じWebKitベースのGoogle Chromeもテストを決行。最新バージョンの5.0.375.55で正常動作するUser Agent偽装プラグインが見当たらなかったため、以下のコマンドラインで起動した。その結果は表2のとおり。同じWebKitを採用するGoogle Chromeのほうが動作項目が多いことは予想どおりとして、約1年前にはWebKitに実装済のCSS 3D Transformsが動作しなかったことは少し意外だった。興味がある向きは、Safari Dev Centerからサンプルコードを入手するといいだろう。

$ /Applications/Google\ Chrome.app/Contents/MacOS/Google\ Chrome --user-agent="Mozilla/5.0 (Macintosh; U; Intel Mac OS X 10_6_3; ja-jp) AppleWebKit/531.22.7 (KHTML, like Gecko) Version/4.0.5 Safari/531.22.7"
Firefox 3.6.4でのテスト結果
Video×H.264コーデックを利用できないため再生不可
Typographyフォントの変更不可、回転不可、影の設定不可
Gallery×すべての表示効果が動作しない
Transitions×すべての表示効果が動作しない
Audioサウンド(m4a)の再生とアニメーション処理を確認
360°Safari 4とほぼ変わらず
VR×CSS 3D transformsをサポートしたブラウザが必要と表示され、動作しない
Google Chrome 5.0.375.55でのテスト結果
Video×ビデオの再生が始まらない
TypographySafari 4とほぼ同様に動作
Gallery×すべての表示効果が動作しない
Transitionsすべての表示効果が動作したものの、Safari 4に比べ忠実性は低い
AudioSafari 4とほぼ変わらず
360°Safari 4とほぼ変わらず
VR×CSS 3D transformsをサポートしたブラウザが必要と表示され、動作しない
HTML5 Showcase iPadのSafariも対応しているAppleの「HTML5 Showcase」※クリックすると拡大画像が見られます
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