ファインダーでの“ダブルクリック”を実現するMac OS Xの独自コマンド「open」

海上忍
2010-05-24 13:28:59
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 周囲から「もっとも利用頻度が高いMac OS X独自のコマンドは?」と尋ねられれば、迷うことなく「open」と答えている。手短に言えば、Finderでダブルクリックに相当する操作をシェルで実行するためのコマンドだが、Finderに手を伸ばすことが億劫な状況のとき、かなり便利に使えるのだ。

 openコマンドの基本的な用法は、「open ファイル名」のように引数として開きたいファイル名を指定すればOK。これで、Launch Servicesが収集したバインディング情報(どのアプリケーションと関連付けられているかを示す情報、参考資料はこちら)をもとに、どのアプリケーションで開くべきかが適切に判断され、引数のファイルを開く処理を行う。

 たとえば、JPEGやPNGといった画像ファイルを指定すると「プレビュー」とともに開かれる。テキストファイルならば「テキストエディット」、Objective-Cなどのソースコード類ならば「Xcode」だ。このバインディング情報が気に入らなければ、Finderの情報ウィンドウでデフォルトのアプリケーションを変更すればいい。

 現在のopenコマンドは拡張され、引数にURLを指定することもできる。先日、Googleがパックマン30周年を記念し、HTML5で記述した遊べるバナーを用意したが、そのURLを指定すればコマンドラインからパックマンバナーにアクセスできる。「pacman」などとエイリアスに登録しておいてもいいだろう。

$ open http://www.google.com/pacman/

$ alias pacman='open http://www.google.com/pacman/'

 Launch Servicesに登録されているデフォルトのアプリケーションではなく、任意のアプリケーションを指定することもできる。使い方はかんたん、「-a」オプションに続けてアプリケーション名(.appは不要)を指定すればいい。筆者の場合、前述のパックマンバナーがどのブラウザで動作するかどうか検証する作業に、このopenコマンドを利用した。SafariとGoogle Chrome、FirefoxとCamino、Opera、そしてSongbird(Geckoエンジン搭載のジュークボックスソフト)で無事に動作したことも、付け加えておこう。

$ open -a Opera http://www.google.com/pacman/

$ open -a 'Google Chrome' http://www.google.com/pacman/
パックマンバナーの動作チェック パックマンバナーの動作チェックにopenコマンドを使用したところ、ひとつひとつブラウザを起動するよりもスピーディーに作業が完了した ※クリックすると拡大画像が見られます
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