CarbonからCocoaへ--Snow LeopardでEmacs 23を使う(2)

海上忍
2010-03-15 11:16:05
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 Emacs 23(Cocoa Emacs)をSnow Leopardでという試み、今回はビルドの方法について説明する。まずはTerminalを起動し、カレントディレクトリに「emacs-23.1.92.tar.gz」と「inline_patch-23.1.92-b1.tar.gz」がある状態から、以下のとおりコマンドを実行しよう。

 configure実行時に指定するオプションの意味だが、「--with-ns」ではMac OS Xならではのバンドルが生成され、Emacs Lispなどの各種リソースファイルが内部に格納される。「--without-x」はX Window Systemを使用しないためのもので、いずれもCocoa Emacsをビルドするとき必須だ。

$ tar xzf emacs-23.1.92.tar.gz
$ tar zxf inline_patch-23.1.92-b1.tar.gz
$ cd emacs-23.1.92
$ patch -p0 < ../inline_patch-23.1.92-b1/emacs-inline.patch
$ ./configure --with-ns --without-x
$ make bootstrap
$ make install

 これでビルドは完了、nextstepフォルダに「Emacs.app」が生成されているはずなので、Finderを使い適当なフォルダへ移動すればOK。あとは初期設定ファイルを用意すれば、Cocoa Emacsの準備はひとまず完了となる。

 その初期設定ファイルだが、Emacs 22からホームディレクトリ直下の「.emacs.d」ディレクトリに置かれた「init.el」、すなわち「~/.emacs.d/init.el」が推奨されている。適当なテキストエディタを使用し、以下の内容を含むテキストファイルを「~/.emacs.d/init.el」として保存すれば、とりあえずは日本語テキストの編集が可能な状態でCocoa Emacsが起動できる。フォントの設定など、続きはまた次回説明したい。

(set-language-environment 'Japanese)
(prefer-coding-system 'utf-8)
Cocoa Emacs よく見ればCarbonとの違いがわかる「Cocoa Emacs」 ※画像をクリックすると拡大します
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