Snow LeopardではNTFSをサポート--その源流を訪ねる(3)

海上忍
2009-11-25 20:08:01
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 Snow LeopardではNTFSボリュームへの書き込みが(非公式に)サポートされるが、NTFSの全機能が実現されているわけではない。ファイルの読み書きは可能だが、それ以外の機能の多くは未実装だ。

 NTFS独自機能については、ファイル単位で施した「圧縮」がサポートされる。Windows 7のエクスプローラで圧縮属性を追加したファイルは、Snow Leopardでもなんら問題なく読み取りでき、Quick Lookでもプレビューできた。

 暗号化については、読み書きともに不可。ファイルは存在するが、ファイルを開くことはもちろん、fileコマンドでファイル種別を判定することすらできなかった(sudoを使い管理者権限で実行しても「Permission denied」となる)。

 これでは前回お伝えしたことの確認になってしまうので、2つテストを実施した。最初は、Windows 7のエクスプローラでNTFSボリューム上に圧縮属性付きのフォルダを作成し、そこにSnow LeopardのFinderからファイルをコピーするとどうなるかというテスト。Linux-NTFSプロジェクトのドキュメントでは、フォルダに書き込めないようにも解釈できるが、果たして結果は……「△」。フォルダに書き込むことはできたが、それをWindows 7側から確認すると、ファイルは圧縮属性なしでコピーされていた。

 もう1つのテストは、ファイル名に含まれる濁点が正常に処理されるかどうか。Mac OS Xでは、ファイル名のエンコード形式にUTF-8が採用されているが、他のOSとは異なりNormalization Form D(NFD)というタイプであり、濁点のついた文字が2つのコードに分解されるが、それをNTFSボリュームへコピーするとどうなるか……結果は「○」で、「ばぷぼぺゼボ.log」というふざけた名前のファイルも正しくコピーされていた。

 ここ1カ月ほど大量のファイルコピーを繰り返しているが、現在のところこれといった不具合もクラッシュのような事態にも遭遇していない。結論付けるには検証不足かもしれないが、それなりに安心して利用できるレベルにあることは確かだろう。

圧縮属性付きのフォルダ NTFSボリューム上に作成した圧縮属性付きのフォルダ。黒字のファイル(未圧縮)は、Snow LeopardのFinderからコピーしたもの
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