Snow Leopardの新機能「Grand Central Dispatch」、FreeBSDへ移植

海上忍
2009-10-20 19:46:00
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 Grand Central Dispatch(GCD)のランタイム環境に位置付けられる「libdispatch」が、FreeBSDに移植された。移植が明らかにされたのは9月18日、FreeBSD Developer Summitで行われたFreeBSD 9-CURRENTでの動作報告。9月上旬にlibdispatchのソースコードがApache 2.0のもと公開されてから、約1週間という早技だ。

 このGCD、Mac OS X/Darwinのカーネル(xnu)と、ランタイムであるlibdispatchの両輪で機能する。ほかのOSで動作させるとなると、Block構文に対応したコンパイラも必要になる。

 Developer Summitのレポート(上記リンクよりPDFで入手可能)では、この辺りの状況にも触れられている。また、kqueue()に命令をいくつか追加したほか、autoconfやautomakeへの対応、MachセマフォからPOSIXセマフォへの移行などが、オリジナル版に対する変更点として挙げられている。

 FreeBSD版GCDは、CURRENTからSTABLEブランチに合流(MFC、Merged From -CURRENT)したあと、FreeBSD 8.1-RELEASEから正式採用される予定。これまで「*BSD」から多くのリソースを譲り受けてきたMac OS X/Darwinなだけに、自慢の新機能がFreeBSDのメインブランチで採用されれば、ちょうどいい「恩返し」となるだろう。

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