
プレビューでフォントの表示がおかしい(2)--フォントキャッシュを作り直す
海上忍
2009-10-09 17:53:01
Snow Leopardの「プレビュー」は、再編集可能なメモを追加できるなど、PDF編集機能が強化されている。筆者自身はAdobe Acrobatがあるので問題ないが、仕事上付き合いのある相手に「PDFに必要事項を書き込んで返送して」と頼めない歯がゆさは、かなり解消される。
しかし、根本的な問題が……。フォント処理になんらかの問題があるようなのだ。具体的には、Leopardのプレビューで作成したPDF上の「1269-7」という文字列が、Snow Leopardのプレビューで開くと「126 -9」と表示されてしまうのだ。Adobe Readerで表示すれば問題はなく、フォントも埋め込みサブセット(LaTeX文書をdvipdfmxでPDF化したもの)なので、フォント不足ということはない。
ひょっとしてキャッシュされたフォントに問題があるのか? とアタリをつけ、実行したのは以下のコマンド。Mac OS Xのフォントレンダリング機構であるATSServer用のフォントキャッシュをクリアし、その後ATSServerをシャットダウン、さらにフォントキャッシュを作り直す、という作業だ。前回紹介したように、キャッシュ領域のディレクトリを直接削除しても同様の効果は得られるが、こちらが正攻法だ。
$ sudo atsutil databases -remove $ atsutil server -shutdown $ atsutil server -ping
これで、Snow Leopard以降に作成したPDFについては、上述の問題は発生しなくなった。Leopardの頃作成したものは、相変わらず表示がおかしい部分がある(Adobe Readerでは発生しない)ため、プレビューになんらかの不具合がある可能性は否定できないが、とりあえずの対処策として知っておいて損はないと思う。
- コメント(2件)
#1
anonymous
2009-10-11 09:14:25
#2
anonymous
2009-11-16 04:17:56
10.6.2 で dvipdfmx で作成した pdf の文字化けの問題は解決した様です。
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