古典のティーポットでOpenCLの実力を体感する

海上忍
2009-10-02 12:49:01
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 3Dの描画性能を示すためのデモとして見かける「浮遊するティーポット」(Utah Teapot)は、それなりの意味があって使い続けられている。適度に丸みがあるうえ光やテクスチャなどの効果を与えやすいことから、3Dレンダラのモデルとして古典となっている。

 OpenCLのデモにも、このUtah Teapotが存在する。NVIDIAからGPU Computing SDKのサンプルコードとして提供されているもので、「OpenCL Benchmark V 2.0」からバイナリも入手できる。パッケージを展開すると現れる「from Nvidia Sources」ディレクトリ下にある、「Teapot_OpenCL_postprocessig」というサブディレクトリがそれだ。

 ディレクトリにある「oclPostprocessGL」をTerminalから実行すると、画面には回転するUtah Teapotが現れる。NVIDIA GeForce 9600M GT搭載のMacBook Pro 2.66GHz(Early 2009)で試してみたところ、フレームレートは9fps。

 OpenCLの効果は、「p」キーを押してCPUモードに切り替えるとハッキリわかる。描画速度は目に見えて低下し、フレームレートも1fps以下にまで下がった。先日紹介したAppleによるサンプルコードには、このようにわかりやすい形のものがないため、とりあえずOpenCLのパワーを体感したいという向きには最適だろう。

NVIDIAのSDKに収録されている「Utah Teapot」。OpenCLのパワーを体感できる(画像をクリックすると拡大します) NVIDIAのSDKに収録されている「Utah Teapot」。OpenCLのパワーを体感できる(画像をクリックすると拡大します)
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