Snow Leopardの「GCD」、その一部がオープンソースに

海上忍
2009-09-17 15:18:01
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 Snow Leopardで新たに実装された「Grand Central Dispatch」(GCD)の一部を構成する「libdispatch」が、早くもオープンソース化された。ソースコードは、Mac OS X向けオープンソース開発のポータルサイト「Mac OS forge」上の専用ページからダウンロード可能だ。

 このlibdispatch、ライセンスにはApache License 2.0が適用される。かつてAppleがプロダクトをオープンソース化する場合、APSL(現在はAPSL 2.0)を適用することが多かったが、Darwin Calendar ServerやBonjourのように、3年ほど前から制約の少ないApacheを適用するケースが増えている。

 この軌道修正は普及促進を重視した結果と考えられ、libdispatchにも同じことが当てはめられるだろう。

 なお、GCDはMac OS XおよびDarwinのカーネル(xnu)部分でのサポートと、そのランタイムであるlibdispatchの両輪で機能する。コンパイラも「Block」をサポートしていなければならないため、他のOSへ移植されるにしても多少の時間を要するはず。

 ともあれ、メニーコア時代における有望なコア技術たるGCDをオープンソース化、というAppleの英断に感謝したい。

GCDのランタイム部分「libdispatch」がオープンソース化。他のOSへのポーティングプロジェクトも設立されるか?(画像をクリックすると拡大します) GCDのランタイム部分「libdispatch」がオープンソース化。他のOSへのポーティングプロジェクトも設立されるか?(画像をクリックすると拡大します)
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