Snow Leopardの印刷環境

海上忍
2009-09-08 12:22:01
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 Snow Leopardの印刷環境は、Leopardのときと比べて着実に変化している。機能向上というよりは仕様変更に近く、プリントアウトの手続きや印刷品質はほぼ変わりないが、基盤部分に変化を確認できる。

 1つは、印刷バックエンドに採用している「CUPS」のアップデート。Appleが開発主体のオープンソースプロジェクト(2007年に買収、メイン開発者はAppleに雇用)であり、Snow Leopard公開以前からβ版やRC版が公開されてはいたが、Snow Leopardの発売にタイミングをあわせて1.4.0にバージョンアップ、プリンタステータス情報のSNMP経由での取得やウェブインターフェースの改良が実施されている。

 AppleTalkの廃止も、印刷環境における大きな変化だ。多くのユーザーはUSBやBonjourで接続していると思われるが、DTPの会社などいまだ旧Mac OSが現役のオフィスにとっては、少なからぬ影響があることだろう。

 ドライバの配布方式も変更されている。従来は、OSとともに大量のドライバがインストールされていたが、Snow Leopardではこれが改められ必要最低限となる。エプソンなどメーカーによっては、Snow Leopard以降ドライバの提供ルートをソフトウェアアップデートに一本化する方針を表明しており、必要な機能をオンデマンドでという流れが始まっている。

 なお、CUPSを利用した印刷システムでは、CUPSのエンジンに印刷イメージを出力するフィルタが、一般的な概念でいうプリンタドライバに相当する機能を提供する。このフィルタはKEXTとは異なるため、カーネルの動作モードが32/64ビットのいずれでも問題なく動作する。64ビットカーネル動作時はKEXTも64ビットでなければならないが、プリンタの「ドライバ」はこのルールに該当しないので念のため。

Snow Leopardに採用されたCUPS 1.4.0の管理画面。デザインが一新され、ドキュメント類も充実している。(画像をクリックすると拡大します) Snow Leopardに採用されたCUPS 1.4.0の管理画面。デザインが一新され、ドキュメント類も充実している。(画像をクリックすると拡大します)
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