openSUSE Build Serviceでパッケージをビルドしてみる

福田昌弘
2009-02-18 17:10:01
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

openSUSE Build Serviceの構成要素を理解しよう

 openSUSE Build Service(OSBS)に関するドキュメント「The openSUSE Build Service」には、ソフトウェア開発者がOSBSを利用することで、次のような課題を解決できると書かれている。

  • 数多くのディストリビューションでソフトウェアを動作できる
  • バージョンが異なるディストリビューションでソフトウェアを動作できる
  • さまざまなハードウェアプラットフォームでソフトウェアを動作できる

 これまでは、これらの課題を解決するために、対象となるディストリビューション、バージョン、ハードウェアを手元に用意しなければならなかった。だが、実際には、これは容易なことではない。

 OSBSでは、openSUSEに加えてFedora、Red Hat Enterprise Linux、CentOS、Mandriva、Ubuntuといったディストリビューション、i386やx86-64といったハードウェアでのビルドが行える。さらに、OSBSはパッケージ間の依存関係も自動的に解決するという。

 まず、OSBSを試す前に、その構成要素を理解しておこう。一言で言えば、OSBSは、ソフトウェアのプロジェクトが集められたもの、つまり、リポジトリである。また、ソフトウェアプロジェクトは、いくつかのパッケージで構成される。そして、パッケージは、ソースファイルとコントロールファイルを集めたものだ。また、パッケージは、コントロールファイルの内容に従ってソースファイルが処理され、ビルドされる。これらの要素でOSBSが構成されている。

プロジェクトは、ソースファイルとコントロールファイルによるパッケージを集めたもの プロジェクトは、ソースファイルとコントロールファイルによるパッケージを集めたもの

OSBSのWeb Clientを試してみる

 OSBSには、Web ClientとCommand Line Clientの2つのユーザーインターフェースが用意されている。今回は、このうちのWeb Clientを使ってみる。Web Clientを利用するときには、まずopenSUSEのウェブサイト「openSUSE.org」にアクセスする。

openSUSE.orgにアクセス openSUSE.orgにアクセス

 ここで「Create it」をクリックして、OSBSのWelcomeページを表示する。

OSBSのWelcomeページ OSBSのWelcomeページ

 次に、「Login」をクリックして、Novell AccountのユーザーIDとパスワードを指定する。もしアカウントを得ていないときには、「Create New Account」をクリックしてアカウントを作成する。

Novell AccountのユーザーIDとパスワードを指定 Novell AccountのユーザーIDとパスワードを指定

 ログインに成功すると、Welcomeページの内容が変わりプロジェクトを作成できるようになる。

ログインするとWelcomeページの内容が切り替わる ログインするとWelcomeページの内容が切り替わる

プロジェクトとパッケージを順に作成