
iPhone 3G Sの新規契約と機種変更、どっちがオトクか考える
ソフトバンクモバイルが、iPhone 3G Sに「iPhone for everybody」キャンペーンを適用することを発表した。この制度を利用して機種変更した場合は、現在の「2年契約(キャンペーン)」が継続されるため、解約金を心配する必要はない。iPhone 3G Sのキャンペーン価格も発表されたので、ひとまず機種変更のシミュレーションが可能になった。
なお、筆者は2008年7月に8GBモデルを2年の割賦契約(新スーパーボーナス/24回分割払い)で購入し、5月(適用は6月分から)にiPhone for everybodyキャンペーンへ申し込みをしている。他の方法で契約している場合、計算が変わってくるはずなので念のため。
まずは現状の整理から始めてみよう。端末の分割支払金は2880円/月。毎月発生する必須コストは2324円(ホワイトプラン980円+S!ベーシックパック315円+パケット定額フル1029円)。ここから月月割の1920円が差し引かれた3284円が、今後16カ月間の最低維持コストだ。機種変更した場合は、必須コストはなくなるものの月月割が適用されなくなるので、今後16カ月間は残金のため毎月2880円を支払わなければならない。
iPhone 3G S(16GB)をiPhone for everybodyキャンペーン適用で新規契約する場合、毎月の分割支払金は2400円。ここに必須コストの2324円を加え、新スーパーボーナス/24回分割払いの月月割1920円を差し引いた2804円が、毎月の最低維持コストだ。
ただし、この2804円という金額は新規契約時のもので、現時点では機種変更時の価格が未発表のためわからない。現行iPhone 3Gでの水準を類推適用すれば、月数百円程度(300円?)のアップで賄えそうなので、毎月の最低維持コストは3100円あたりに落ち着きそう。これに2880円を足した約6000円こそ、2008年7月購入組がiPhone 3G S(16GB)に機種変更した場合に今後16カ月支払うべき毎月の最低維持コストになると考えられる。
それに、機種変更&残額を精算すれば、現在のiPhone 3Gは「GPS付きiPod touch」な中古品として売却できるはず(全機能が使えるかどうかは未検証)。6月10日時点で46080円という残額のうちいくばくかをカバーできる可能性を加味すれば、機種変更のほうが新規契約(買い増し)よりコスト的に有利といえる。
16カ月後以降(残額支払いを終えた)はiPhone 3Gの中古品が増えそうなこともあり、早めの決断が吉といえそうだ。
- コメント(3件)
2008年7月に16GBモデルを2年の割賦契約で購入しましたが、同じ条件と考えてよいですね。
2008年7月に16GBモデルを2年の割賦契約で購入しましたが、同じ条件と考えてよいですね。