
iPhoneのパワーアップが拓く地平--Safariを肴に考えてみる
ネット上を「第3世代iPhoneのスペック情報」が飛び交っている。
真偽のほどはともかく、ウラが取れない以上、噂話であることに変わりはなく、その意味で取扱注意のネタではある。しかし、こと「CPUクロック」と「メモリ容量」に関していえば、クロック数アップ、容量増加のトレンドにあるのは確実で(400MHz、128MBで未来永劫続くことはあり得ないはず)、確かな未来に思いを馳せるのは自然なことといえる。
では、第3世代iPhoneが「600MHzのCPU」と「256MBのRAM」を手に入れたと仮定しよう。基本的にシングルタスク指向のiPhone OSのこと、描画性能やOSの処理速度がまったく同じだとしても、アプリのパフォーマンスは底上げされるはずだ。
そのぶん余裕が出ると解釈すれば、これまでMac OS Xには存在したがiPhone OSでは見送っていた機能の数々が実現される可能性大といえる。まったくの新機能よりは、そのほうが現実味もある。
たとえば、Safariの「プラグイン」はどうだろう。App Storeで単品販売されるような(任意に追加、削除可能な)形式をAppleが許すかどうかは別として、動画などのデータを他のアプリに遷移せずSafariで再生可能になる時代は近いように思える。Flashサポートの話も、現実味をもって語られていいはずだ。
Safariといえば、次期バージョンでは新JavaScriptエンジン(SquirrelFishかSquirrelFish Extreme)の搭載が見込まれており、CPUのパワーアップがあればウェブアプリもさらに高速化されるはず。Mac OS Xで動作するSafari 4 Public Betaの内部には、「WebApplicationCore.bundle」なるバンドルが収録されていることからも、JavaScript処理とウェブアプリをさらに強化しようというAppleの意図が見えてくる。
もうすぐWWDC、さてどうなるか。

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