
iモードのJavaScript対応とiPhone
海上忍
2009-05-21 01:21:01
ユーザ数の増加は、iPhoneとiPod touchにとって重要だ。
猫も杓子も持つようではガジェットとしての魅力(希少性)が低下してしまう、現在の水準でちょうどいい、という考えはいかがなものか。ユーザ数の増加はAppleとキャリアの業績向上に貢献し、アクセサリーメーカーを潤わせ、アプリの開発者をやる気にさせる。ユーザ数の増加は、すなわちユーザの利益なのだ。
しかし、大半の消費者にとってケータイは1人1台あれば十分。iPhoneに魅力があったとして、キャリアの変更を厭わないほどのメリットが感じられなければ、iPhoneの購入にはつながらない(前々回の記事「今さらながらiPhoneのよさを噛みしめる」を参照)。
ましてや、現在利用しているキャリアの端末が「これでもいいか」という機能を備えれば……。
iモードのJavaScriptサポートは、それを感じさせる新機能と筆者には映る(FlashとCookieのサポートも注目度大)。iモードという閉じられた世界での話であり、今後対応サイトがどれほどの勢いで増えるかはわからないが、出費なしにiアプリにも匹敵する機能を利用できるとなれば、DoCoMoの既存ユーザへの訴求効果は高いのではなかろうか。
Appleにとって日本は数ある市場の1つに過ぎないが、これをまんまと見過ごすとは考えにくい。したたかなAppleのこと、それを大きく上回るインパクトを持つ新機能の投入を予定しているはず。6月8日スタートのWWDC 2009でその概要が明らかにされる可能性は高く、大いに期待したいところだ。
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