iPhoneアプリベンダー専門「iFund」その後

海上忍
2009-05-07 19:54:01
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 2008年3月に実施されたiPhone SDK関連イベントで、iPhoneアプリ開発を対象とした投資ファンド「iFund」が発表された。設立から1年以上が経過した現在、その後の状況を追ってみた。

 iFundは、大手ベンチャーキャピタルのKleiner Perkins Caufield & Byers(KPCB)が設立した投資ファンド。運用者はKPCB、投資者はAppleで、規模は1億ドル(約100億円)。

 投資リターン狙いというよりは、iPhoneとiPod touch、そしてApp Storeの活性化という投資者の意図が強く働いたであろうことは想像に難くない。

 その投資先だが、着実に実績を上げている模様だ。

 たとえば、EAスピンアウト組が設立した「ngmoco」。マルチタッチUIを生かした「Roland」というゲームが好評で、高セールスを記録している。カンフー風の演出で英単語を作成する「WordFu」というユニークなゲームもある。今年3月には他のVCから2度目のファンディングを受けたとのこと。iPhone OS 3.0に向け鋭意開発を進めているものと思われる。

 Booyahというスタートアップ企業も、間もなくマルチプレイヤーゲームを出すという。こちらはセールス的なパフォーマンスは未知数だが、SNSの要素を備えているらしく、リリースされれば話題となる可能性は高い。主要役員3名がWorld of Warcraftなどのゲームタイトルで知られるBlizzard Entertainment出身、というところもポイントだろうか。

 エンターテインメント系だけではなく、iControlというホームセキュリティを手がける企業も投資先に選定されている。

 「iPhoneアプリ期待の星」といえるこれら企業群に、今後も要注目だ。

iFundの出資先「ngmoco」が開発したゲームタイトル「Roland」(画面はLite版) iFundの出資先「ngmoco」が開発したゲームタイトル「Roland」(画面はLite版)
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