iPhone NDA緩和から半年、その後の状況

海上忍
2009-05-01 01:40:01
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 ソフトウェア開発の近道は、おそらく「他人のコードを読む」こと。ドキュメントを読むにしても、サンプルコードで試行錯誤試したほうが理解しやすく、その意味ではオープンソースソフトウェアは貴重な存在といえる。

 公開後しばらくの間、iPhone SDKで開発されたソフトウェアはNDAの監視下に置かれていたが、App Storeで公開されたもの(言い換えればAppleの検閲を経たもの)についてはNDAの制約を受けなくなった。

 以前、Mac OS X用IMソフト「Adium」のiPhone版がリリースされない理由を記事にしたが、NDA改訂を受けて開発がスタートしている。Androidなど「黒船」の影響があるのかもしれないが、大きく前進したことは確かだ。

 しかし、件のiPhone版Adiumの進捗状況に目を通すと、開発者の苦労がうかがえる。

 QuickTimeがない、AppKitではなくUIKit、AppleScriptが使えないなど、「Mac OS Xとの勝手の違い」に戸惑う様子には、共感を覚える開発者も少なくないはずだ。

 一方、JailBreakというインディーズシーン(?)から、App Storeへのメジャーデビューを果たすアプリも現れた。

 旧称Mobile Finderの「Mobile Studio」はその代表格で、いまや有償アプリとして流通しているが、いまなお旧バージョンのソースは公開されている)。Mac OS Xとの開発スタイルの違いを理解するための、好材料と言えるだろう。

いまやソースコードの入手が可能なiPhoneアプリは着実に増加している(画面は「MobileStudio」) いまやソースコードの入手が可能なiPhoneアプリは着実に増加している(画面は「MobileStudio」)
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