iPhone OS 3.0、期待と懸念(1/4)

海上忍
2009-03-24 19:30:00
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 iPhone OS 3.0およびSDKの概要が発表された。そのポイントは前回をご参照いただくとして、今回は要注目点の1つであるプッシュ通知機能「Push Notification Service(PNS)」について考えてみたい。

 PNSは以前も取りあげているが、それから遅れに遅れ、7ヶ月が経過した現在も提供されていない。先日の発表では、Appleはこれを拡張可能なシステムとして整備し、バックグラウンド処理については否定的な発言をしている。わざわざスライドを用意して説明したことからして、PNS続投がAppleの基本的な考えであることは確かだろう。通話機能やSafariなど一部の純正アプリは例外的に常駐/マルチタスク処理を許されているが、サードパーティー製アプリでIMの到着通知といった処理をしようとなると、PNS以外の解はないことになる。

 このPNS、実際にサービスが開始されるまではどれほどのタイムラグが発生するかわからない。IMやTwitterはまだしも、リアルタイム性が重要なアプリで実用に耐えうるかどうか懸念が残る。筆者の場合、ひかり電話子機として利用しているSIPクライアント「SipPhone」がPNS対応にならないかと期待しているのだが、着呼からアプリの起動まで2〜3秒で済まないようでは使い物にならない。できればバックグラウンド処理でお願いしたいところだ。

ひかり電話子機として使用しているSIPクライアント「SipPhone」。現在は常に起動しておかなければならず、バックグラウンド処理が可能になればと思っていたが……将来PNS対応したとして、使い物になるのか?ひかり電話子機として使用しているSIPクライアント「SipPhone」。現在は常に起動しておかなければならず、バックグラウンド処理が可能になればと思っていたが……将来PNS対応したとして、使い物になるのか?

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