広告媒体として見たiPhoneの可能性

海上忍
2009-01-16 16:00:00
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 iPhoneを広告媒体として見る向きがある。手法はいくつかあり、App Storeでアプリを無償配布することはその1つ。実際、とあるパズルタイプのアプリのコンテンツを提供する人物に話を訊いたところ、あくまで現時点の話かもしれないが「DS版ソフトの宣伝用」と言い切った。雑誌やネットに広告を出すことと比較したとき、iPhoneアプリの開発コストのほうが低廉なことが、その考え方の底流にあると推測される。

 もう1つは、Wi-Fiアクセスポイントの無償提供。たとえば、NTTBPが運営する「Wi-Fine」は、空港や駅などの公共スペースを対象に無線LANアンテナ設備を設置、そこを訪ねたユーザに開放する。公衆無線LANのインターネット接続サービスとは異なり、Wi-Fineが提供するWebサイトの閲覧しかできないため、ユーザを地域限定の広告に誘導できるという仕組み。iPhone限定のサービスではないが、おそらくは主要ターゲットに含まれるはずだ。

 それにしても、近頃iPhoneの販売台数が冴えない。2008年12月の携帯電話売れ筋ランキング(BCN調べ)によれば、iPhone 3Gの16GBモデルは31位、8GBモデルは65位。App Storeを通じた世界へ向けての広告媒体としては成立するかもしれないが、国内においては層の薄さが懸念されるところだ。

羽田空港で「Wi-Fine」に接続したところ。iPhoneのタマ数が増えれば、この手の広告と連動したサービスが充実するのかもしれないが……羽田空港で「Wi-Fine」に接続したところ。iPhoneのタマ数が増えれば、この手の広告と連動したサービスが充実するのかもしれないが……

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