次のiPhoneを予想する3つの根拠(その1)

海上忍
2008-12-10 18:30:00
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 3G通信のサポートとGPSチップが搭載されたことを除けば、初代iPhoneとiPhone 3Gのハード面における違いはさほどない。メモリ容量の倍増(4/8GB→8/16GB)はあるが、CPUは同じARMv6ベースの412MHz駆動。どちらかというと、ソフトウェア/サービス面での機能強化に重点を置いたアップデートだったように思える。

 次のiPhoneがいつリリースされるかは不明だが、新機能に関する「噂」はいくつか取り沙汰されている。今回は、噂の出所と信憑性の高さを確認しつつ、次のiPhoneのハードウェア面における新機能を考えてみたい。

 まずはCPU。こちらの記事によれば、Intelが今春発表、夏に発売した「Atom」搭載の噂が取り沙汰されている。Appleの考えはともかく、以前Intelの日本法人が配布した資料(残念ながら筆者の手元にはない)にAtomのターゲットとするセグメントとしてスマートフォンが挙げられ、そこにiPhoneのイラストが使われていたことからすると、Intelに"ヤル気"があることは確実。後日撤回されたが、Intelドイツ法人のCEOが採用確定とコメントしたこともある

 現在のAtomは統合性が高くないうえ、消費電力量もARMより優位というわけではない。もしiPhoneに採用されるのならば、グラフィックなど周辺機能が高度に統合された、消費電力も従来比10分の1以下とされる次世代モバイルチップ「Moorestown」だろう。2009年から2010年といわれる出荷開始時期も、次期iPhoneが出る(かもしれない)タイミングに重なる。

 しかし、Appleは省電力チップの設計で知られるP.A.Semiを、2008年4月に買収している。これを生かさないとは少々考えにくく、逆に言えば開発期間確保のためARM路線はしばらく継続されると考えられる。以上を踏まえると、CPUアーキテクチャの変更があるとするならば、1年以上先の話になるのではなかろうか。

Intelの携帯電話市場への足がかりになると噂される「Moorestown」。iPhoneに搭載される日は来るのか? 来ないのか?
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