iPhoneアプリの成功条件をApp Store年間トップ10に見る

海上忍
2008-12-04 16:00:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 iTunes Storeで、2008年の年間ダウンロード件数トップ10が発表された。国別に集計されており、それぞれお国柄を反映したランキングとなっている。そしてApp Storeも同様、日本と米国とでは売れ筋の傾向がだいぶ異なる。

 まず、日本では実用指向が顕著だ。有料版トップ10を見てみると、辞典アプリの「ウィズダム英和・和英辞典」と名画鑑賞アプリ「Art Envi」がランクイン。さらに電車乗り換え案内アプリ「駅探エクスプレス」、メモ帳アプリ「iNote」と、半数近くが実用的なアプリで占められている。

 一方の米国はというと、有料版トップ10のうち7つがゲーム。有名な一発芸的アプリ「iBeer」までランクインしているところを見ると、エンターテインメント指向の強さがわかる。この点は、他の欧米諸国も同様だ。

 注目したいのは、日本人開発者の手によるギターシミュレータ「PocketGuitar」が大健闘していること。米国のみならずドイツやフランス、イギリスでも有料版トップ10にランクインしている。もしiPhoneアプリで商業的成功を収めたいのならば、実用よりエンタメ、できれば特定の言語に依存しないもの……といったところだろうか。

大健闘した笠谷真也氏作のiPhoneアプリ「PocketGuitar」。旧バージョンのソースコードはGPL v2で公開されている
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ