iPhoneアプリ開発者にとってのAppStoreの実際--伝説の開発者に訊く(その3)

海上忍
2008-12-04 12:00:00
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 開発者に訊くシリーズ第3弾となる今回も、引き続き快技庵代表高橋政明氏に話をうかがった。テーマはズバリ「App Store」だ。

 ご承知のとおり、iPhoneアプリは「App Store」経由で提供される。事実上の独占販売経路であり、ユーザは他の方法で(iPhone構成ユーティリティや「Jailbreak」という例外はあるが)入手できない。これは世界共通であり、逆にいえばAppleは言語/国家の枠を超えた巨大な単独市場を創出したことになる。iPhoneアプリ「川柳箋」を販売中の高橋氏も、この点については概ね同意のようだ。

現在は日本語表示専用ですが、米国とヨーロッパの方にも買っていただき世界市場を実感しました。手続きは大変でしたが、巨大な市場であることは間違いないですね。コピーが出回る心配もないので安い価格にできる、安いからたくさん売れる、の循環がすばらしいです。

 なるほど、コピーが出回る心配がないぶん価格を低めに設定できる、という利点もあるか。では、「店舗」として見た場合のApp Storeのメリット/デメリットは?

販売にともなうランニングコストがかからない点が助かります。しかし既にたくさんのアプリが登録されているので、どうやってユーザーに認知してもらうかが大きな課題です。

 ランニングコストはかからないが、独自のPRが難しいことが難点か。そういえば、書籍には面出しや平積みといったPR戦術があったっけ…… などと思いつつ続きは次回。

Appleが提案したアプリ販売の新しいエコシステム「App Store」。開発者からも概ね好評なようだ
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