iPhoneアプリ開発苦労話ベスト3―伝説の開発者に訊く(その1)

海上忍
2008-12-01 16:00:00
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 NDAが改訂され、開発関連の情報が入手しやすくなった今日この頃。これで「現場」の話を書くことができる……ということで、日本のMac開発コミュニティでその名を知らぬ人はない、特定非営利活動法人MOSA常任理事にして有限会社快技庵代表の高橋政明氏に、iPhoneアプリの開発にまつわる話を訊いた。まずは、開発で苦労した点ベスト3から。

1位 メモリ不足のワーニング

開発ツールが強力なので自分のコードのリークなどは対応できたのですが、キー入力を続けるとどんどんメモリーを消費しメモリ不足が発生します。OSが2.1になり改善されましたが、とにかく苦労しました。

2位 実機用コンパイル

実機にインストールするために必要な準備が複雑で苦労しました。SDKが2.0から2.1に変わった際も2.0の設定そのままだとエラーになり試行錯誤が必要でした。さらに配布用でも別の準備が必要で時間がかかりました。加えて事務手続きも煩雑でたくさんの方に教えていただきながらやっと行いました。

3位 そもそもどんなアプリを作るか

他のアプリと同じになることは避けたかったので何を作るかが問題でした。テキスト関係はMacでやっていたので縦書きをiPhoneで初めてやろうと決めました。Appleはテキスト入力をなるべく避けるように説明していたので、それならテキスト関連のアプリは少ないだろうと予想しました(笑)。需要が多いかはまた別の問題で……

快技庵のiPhoneアプリ第1弾「川柳箋」。コピーやドラッグ&ドロップを独自に実装するなど、単なる縦書きメモソフトで終わらないところが素晴らしい
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