iPhone 3.0に関して今予想できること:ふたつめ

海上忍
2008-09-19 11:30:00
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 ちょうどいいタイミングで、iPhoneの方向性を示すニュースが飛び込んできた。VMwareの仮想マシン管理ソフト「VirtualCenter Server」が、iPhoneに対応するという話だ。

 これまでVMwareなどの仮想化サーバを管理するときは、WindowsやLinuxなどのデスクトップOSで動くクライアントソフトを使うことが一般的だったが、これをモバイルで代替しようというわけだ。OS X / Darwinベースで2つの通信経路を持つiPhoneは、まさに適役といえるだろう。

 現在のところ、Macユーザを中心とした個人層が中心のiPhoneだが、スマートフォンとしての性能に着目した場合、エンタープライズ市場も十分カバーできる潜在能力を持つ。VPN(L2TP、PPTP、IPSec)のサポートや、Microsoft Exchangeクライアント機能が標準装備された事実を見ても、Appleは当初からこの路線への注力を計算に入れていたことは確実だ。

 ここで問題となるのが、iPhoneの外の世界ではいまだ「ファイルの概念」が一般的ということ。おそらく意図的にローカルでのファイルハンドリングを無効化しているiPhoneの場合、ファイルの閲覧はできても編集やアップロードには基本的に対応しない(当然できないことはないのだが)。このあたりをどのように折り合いを付けていくかが、今後iPhoneがエンタープライズ市場に受け入れられるかどうかの試金石となるように思う。

しっかりVPNもサポートするなど、ビジネス用途にも十分対応できる機能を備えるiPhone。ファイルを扱えるアプリが登場してもいいと思うのだが……
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