Windowsの歴史 Windows XP編:登場から8年--多くのユーザーに使われ続けた定番Windows

横山哲也(グローバル ナレッジ ネットワーク)
2009-10-02 17:24:02
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Windows XPの特徴

 Windows XPは、Windows 2000が登場した翌年(リテール版は2001年11月)に登場した。Windows NT 4.0からWindows 2000までに4年かかったことを考えると極めて短期間での発売である。

 Windows XPには現在のクライアントWindowsに通じるいくつかの試みが行われた。

 第1に、Windows 95以来使われてきた、製品名への年号の採用が廃止された。「XP」は「Experience」の略とされている。スタートメニューが一新され、右クリックの機能が大幅に拡張されたためだろうが、実際には単に「格好いい」ということで採用されたと思われる。

 第2に、ビジネス向けエディションとコンシューマー向けエディションが発売された。ビジネス向けが「Professional」、コンシューマー向けが「Home Edition」である。Home EditionにはActive Directoryクライアント機能が含まれないし、NTFSに対する詳細なアクセス許可の設定機能も省略された。暗号化ファイルシステムや一部の管理ツールも含まれない。利用者は余計なことを意識する必要がない。そして安価である。

 第3に、クライアントとサーバの発売時期が変わった。Windows XPと同じカーネルを搭載したサーバは「Windows Server 2003」として2003年に登場する。ただし、発売時期に関しては「Windows 7」と「Windows Server 2008 R2」で再びほぼ同期することになる。

 第4に、OS移行ツールが提供された。従来、OSの入れ替えは「インプレースアップグレード」、つまり既存の環境を維持した状態での直接のアップグレードが中心だった。しかし、OSが変われば互換性問題からトラブルも起きやすい。Windows XPではユーザー設定の移行ツールが提供され、新規インストールしたOSに旧OSの設定やファイルを移行することが簡単にできるようになった。

 また、別エディションとして「Windows XP Media Center Edition」が登場した。AVセンターとしての利用を考慮した製品である。Media Center Editionは、後にWindows Vistaで通常製品と統合され「Media Center」というアプリケーションとなった。Media Centerは基本的に全画面表示で使うことを想定しているため、他のアプリケーションと同時に使用するのは難しい。AVセンター専用PCで使うべき機能だ。

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