
Windowsの歴史 Windows 1.0前夜編:MacintoshとWindows 1.0
横山哲也(グローバル ナレッジ ネットワーク)
2009-04-21 11:55:02
Windows 1.0の評価
Windows 1.0は日本ではほとんど売れなかった。後継であるWindows 2.0ですら売れていない。Windows 2.0は1987年、Windows 3.0が1991年に発表されている。
一方、FDがフリーソフトウェア大賞を受賞したのは1992年。詳細は次回以降に紹介するが、Windows 3.0発売直後ですら多くの人はキャラクタベースのファイラーを愛用していたのだ。
ウィンドウシステムの実用化にはi386プロセッサの普及を待つ必要があったのだ。しかし、1985年頃「パーソナルコンピュータ」として存在したシステムは8086または80286を採用していた。
その他のコンピュータはMacintoshがそうであったように、ハードウェアベンダーがOSを提供しており、Microsoftが入り込む余地はなかった。Compaqが世界最初のi386採用機(Deskpro 386)を発売したのは1986年だが、他社が追従しi386が一般化するのは、そのずっと後である。
もちろん、仮にDeskpro 386専用のWindowsを作ったとしても売れなかっただろう。そして80286や8086では能力が低すぎて、やはり売れなかった。結局のところWindows 1.0は、次世代のWindowsにつなぐまでの実験システムだったと考えるべきだ。
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