3G iPhoneを考える:3G対応で気になる電池の持ち

山根康宏
2008-06-17 08:00:00
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3G対応が切り拓く市場

 3G版iPhoneでは初代iPhoneの不満点が改善されつつある。特にHSDPAへの対応は大きく評価したい。海外でも3Gの普及は進んでおり、iPhoneを利用するような最新技術に興味があるユーザーはHSPDA対応スマートフォンなどをすでに日常的に使っている。

 米国ならば無線LAN環境が整っていることから「EDGE+Wi-Fi」でもユーザーは納得できたかもしれないが、ヨーロッパやアジアの先進国ではHSDPAの普及が大きく進んでいる。HSDPAへの対応は「日本で利用できる」という日本のユーザーだけではなく、世界中から待ち望まれていたものだろう。

 一方、GPSもようやく搭載された。ただしA-GPSのため、どこまでの精度が出るかは製品のリリースまで未知数である。とはいえ、Appleが自信を持って出してくる製品なのだから、かなり使えるレベルのものになっていると期待したい。

 さて、3G化に伴い一番心配なのは電池の持ちだ。

ケータイ利用における最もわずらわしいこと

 Appleによると、連続通話時間は3G利用時で5時間、2G利用時で10時間だという。これほどまでに3Gの利用は電力を消費してしまう。では、iPhoneの利用者は電池の持ちを考えて2Gを利用するだろうか?おそらく3Gの利用がメインであり、よほどのことがなければ「我慢して」2Gを利用することがないのではいだろうか?

 また、iPhoneの販売国拡大により、これまでiPhoneに興味のなかった一般消費者もiPhoneを購入するようになるだろう。そうなると電池の持ちに関してはよりシビアな評価を受けるようになるかもしれない。

 携帯電話を使っていて最も考えたくなことは「あと何時間使えるか」と電池残量を気にすることだ。

 iPodなどのメディアプレイヤーならば、電池が切れたらカバンの中に放り込んでおけばよかった。しかし、iPhoneは携帯電話である。外出先で電池が切れることは許容できないし、電池の持ちが悪ければどんなにスマートで多機能なデバイスであっても「使えない」と考えるユーザーが出てきてしまうかもしれない。

 電池交換できるようにすることも1つの解決策だが、出先で手軽に充電できる環境を整備する、というのもよいかもしれない。たとえばコーヒーショップに無料充電コーナーを設けて集客効果も高める、といったビジネスも面白い。

 常時ネットに接続し、メディアプレイヤーとしての利用頻度も高いiPhoneだけに、安心して長時間使うための解決策をぜひ提供してもらいたいものだ。

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