Mountain Lionの「AirPlayミラーリング」はフルHD対応!?

海上忍
2012-02-23 13:15:00
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 Appleが「OS X Mountain Lion」を発表した。iOSおよびiCloudと関係の深い新機能が明らかにされ、開発者向けにプレビュー版の提供が始まっている。販売ルートは現行のLion同様、Mac App Store経由のみ。この際、名称が正式に「Mac OS X」から「OS X」へと変更されたことは気にしなくていいだろう。

 発表された新機能はユーザーエクスペリエンス(UX)に関するものが多く、事実OSの基底部分に影響する項目は見当たらない。OS Xのバージョンアップにあわせハードウェアの世代変更を促すのは世の習い(?)、この機に動作対象外となるMacもあるだろうが、十分なメモリさえ搭載していればそれなりのパフォーマンスで動作しそうだ。かつての「Quartz Extreme」などGPU関連機能の追加や、Intelプラットフォームへの移行が本格化したときのような、激しい買い替え衝動は生じないのではないか。

 買い替え需要が生じるとすれば、むしろ「Mac以外」にあるかもしれない。これは、NDAの向こう側にあるデベロッパー向けの情報に頼らずとも、Appleが公開した情報を丹念に読めば浮かび上がってくる。

  • OS X Mountain Lionの紹介ビデオ。約4分のところから注意して見てほしい(出典:Apple)

 筆者が確実とニラんでいるのは、「Apple TV」と(プロトコルとしての)「AirPlay」のアップデートだ。以前から液晶パネル込みのApple TV(iTV?)や、現行のApple TVがアップデートされるという噂は耳にしていたが、こちらで公開されているビデオ(英語)の4分あたりから始まる「AirPlayミラーリング」の機能紹介が、その材料だ。

 映像にはOS X Mountain Lionのメニューエクストラが拡大表示されているが、モニタの名称が「FRI_IP2003」という謎のデバイスであることと、解像度が「1920×1200」と「1600×1000」の2種類あるうち後者にチェックが入っていることの2点に注目してほしい。

 ちなみに、デモ機のうち映像を送出する側(MacBook Air)は1920×1200という解像度に対応したモデルは存在しないので、「FRI_IP2003」は映像を受信する側(Apple TVに接続されたテレビ?)の機種名と考えられる。となると、OS X Mountain Lionに実装されるAirPlayミラーリングは、送出する映像の解像度を選択でき、かつ現行Apple TVの解像度(720p/1280×720ピクセル)を上回るという結論にたどりつく。

 もちろん映像が加工されている可能性もあるが、仮にそうであっても、AirPlayミラーリングの開始時に解像度を選択できること、デバイスによってはフルHDの解像度(1920×1080ピクセル)を出力できるようAirPlayの規格が拡張されていることは、確かなのではないだろうか。

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