Lionの「再開」でも対処できない誤終了問題を力技で解決

海上忍
2012-02-10 19:13:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最新特集【一覧】

 Lionの「再開」は、前回終了した時点の状態にアプリケーションを戻してくれる新機能。Command-「W」を押したつもりが実は「Q」でアプリケーションが終了、作業状態が失われてしまうというミスが発生しなくなった。Safariでようやく辿り着いたページがわからなくなってしまう問題も、この新機能のおかげでめっきり減った。

 しかし、「Q」が「W」の左隣にある以上、キーボードショートカットを押し間違える事態は繰り返される。「再開」のおかげで辿り着いたページのアドレスは失われなくても、再起動に要する数十秒という時間は、押し間違えをなくさないかぎりは何度でも要求される。

 これを回避するためには、システム環境設定の「キーボード」ペインにある「キーボードショートカット」タブで、ショートカットキーの再定義を行う。定義するショートカットキーは、メニューバーに表示される文字と一致させなければならないため(例:Safari を終了、Mail を終了)、アプリケーションごとの登録が必要になるが、これでCommand-「Q」を押しても終了されなくなる。

  • ショートカットキーの再定義はシステム環境設定の「キーボード」ペインで行う

 上記の方法は、いまさら説明するまでもない基本的な対処法だが、同じ作業はdefaultsコマンドでアプリケーションのプロパティリストファイルへ直接書き込むことでも可能だ。筆者はこちらの方法を利用しているが、もちろんお好みでかまわない。

 用法はシンプルで、defaultsコマンドで書き込み処理(defaults write)する命令に続き、「com.apple.Safari」といったアプリケーションごとの識別子、ユーザ定義のショートカットキー情報を持つプロパティ「NSUserKeyEquivalents」、そして「'{"メニューバーの項目" = "XXX";}'」の要領でキー定義を行えばOK。

 「XXX」の部分では、Commandキーを「@」、SHIFTキーを「$」、Optionキーを「~」、Controlキーを「^」として表現する。たとえば、Command+Control+Qは「@^Q」、Command+Option+1は「@~1」だ。

 コピー&ペーストや(シェルの)履歴機能を利用すれば、何度でも改変/使い回しが可能なだけに、Yet Anotherなキーカスタマイズ術として覚えておいて損はないだろう。

$ defaults write com.apple.Safari NSUserKeyEquivalents '{"Safari を終了" = "@^Q";}'
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ