Lion時代の「Windowsファイル共有」のキホン

海上忍
2012-02-03 14:29:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最新特集【一覧】

 OS X Lionがアップデート、バージョン10.7.3の配布が開始された。ヘブライ語やタイ語など8つの言語サポートを追加したほか、Windowsファイル共有に関する互換性向上など、信頼性向上に重点を置いたアップデートとなっている(リンク)。

 Windowsファイル共有といえば、以前当コラムでも取り上げたとおり(リンク)、LionではSambaの採用を止め、独自開発の互換品に置き換えられた。しかしシームレスな移行とは行かず、アクティブディレクトリ未導入の環境はネットワークアカウントで接続できない、スキャナのサポートが未実装、といった問題点が報告されている。

 それらに抜本的な解決策はなく、特にSnow Leopard Serverが稼働中の事業所では、Lion Serverへのアップデートを躊躇する原因になっていると聞く。もはやSambaではないため、従来の運用ノウハウを生かせないことも痛い。

  • Lionではsmb.confを直接編集する方法が使えないため、ワークグループ名の設定にはシステム環境設定の「ネットワーク」ペインを使う

 しかし、事業所のファイルサーバとしてではなく、個人が家庭で使うレベルであれば、それほど困ることもない。いくつかある注意点を押さえておけば、ことファイル共有に関するかぎり、なにごともなく使えるはずだ。

 ひとつは、「smb.conf」が存在しないこと。Snow Leopardのときは、直接/var/db/smb.confを編集すれば、公開する領域を増やすなどの処理が可能だったが、今後そのような使い方はできない。なお、Snow Leopardからアップデートした環境では、smb.confが残されているが、Lionのシステムに参照されることはない。

 機能のオンオフは従来どおり、システム環境設定の「共有」ペインで「ファイル共有」を選択し、「オプション...」ボタンをクリックして「SMB(Windows)を使用してファイルやフォルダを共有」のチェックを変更する。接続を許可するアカウントも、これまでどおりこのオプション画面で設定する。

 ワークグループ名の設定にも注意しておきたい。システム環境設定の「ネットワーク」ペインを開き、使用するネットワークデバイス(Ethernet/Wi-Fi)を選択して「詳細...」ボタンをクリック、「WINS」タブを表示しよう。そこにある「NetBIOS名」欄には自分のコンピュータ名を、ワークグループ名にはお約束の「WORKGROUP」を入力すれば設定完了。これで、典型的な設定のWindowsマシンと苦労なくファイル共有できるはずだ。

  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ