LionのHDDの空きが急減! その理由は--横着者の味方「Time Machine」

海上忍
2011-11-04 10:21:00
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 Leopardで登場した「Time Machine」は、個人ユーザーのシステムバックアップ実行率をかなり押し上げたように思う。外付けHDDをTime Machine用ディスクに指定しておき、それをときどき接続するだけで起動ボリュームの一切合切を保存してくれるというイージーさは、多くのユーザをHDDクラッシュから救ってくれたはず。

 しかし、長期間バックアップせずに運用していたところ、大切なフォルダを誤消去してしまい、数週間ぶんの労力が泡と消えた、という話はよく耳にする。ときどきTime Machine用ディスクを接続するという簡単なタスクでも、数日でも間があいてしまえば、大切なデータを失うにはじゅうぶんな時間となる。帰宅すれば食べて(充電して)寝るだけ、というMacBook Proなどノート型機では特に起こりやすい事象だ。

 Lionでは、この部分にメスが入った。Time Machineを有効にしておくと、「過去24時間の1時間ごと」と「過去1ヶ月の1日ごと」、「過去のすべての月の1週間ごと」のデータが、内蔵HDD/SSDに空きがあるかぎりスナップショットとして保存される(ローカルスナップショット)。かんたんにいえば、外付けHDDを接続していなくても、ローカルの記憶装置を対象にTime Machineのバックアップが実行されるのだ。もちろん、Time Machineのインターフェースを使い誤消去したファイルのサルベージも実行できる。

Lionではローカルスナップショットが機能しているため、外付けHDDを接続していない状態でもTime MachineのUIを利用できる
Lionではローカルスナップショットが機能しているため、外付けHDDを接続していない状態でもTime MachineのUIを利用できる

 このローカルスナップショット、横着者にはありがたいかぎりだが、ひとつ難点がある。Time Machineを有効にしていると、前述した間隔でローカルスナップショットが自動作成されるため、次第にディスクの空き容量が減少するのだ。空きに余裕がなくなると、もっとも古いスナップショットは自動削除されるが、その状態までいくと常にディスク使用量が90%を超えることになる。ファイルを消してもディスクの空き容量が回復しない、ひいては「本当のディスク空き容量」がわからない、という困った事態に陥るのだ。

 ローカルスナップショットの内容は、/Volumes/MobileBackupsとしてアクセスできる。この領域のデータを削除すればローカルスナップショットを削除できる……かに思えるが、話はそう単純ではない。次回は、ローカルスナップショットの実際の保存場所とそのしくみについて解説する予定だ。

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