さりげなく改良されたLionの「システム環境設定」

海上忍
2011-10-27 17:36:00
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 OS Xのアップデートには、これ見よがしの新機能もあれば、言われなければわからない機能の改良も含まれる。今回から数回にわたり、「こんな機能がほしかった」と思えるOS X Lionの改良点を紹介してみよう。

 最初に紹介するのは「システム環境設定」。ファイルシステム上では「System Preferences.app」、名称から推測するにNEXTSTEP/OPENSTEPの「Preferences.app」後継であり、システムワイドなコンフィグレーションツールだ。

 「システム環境設定」自体には、これといった機能はない。実際に設定機能を果たすのは「.prefPane」という拡張子を持つバンドルであり、システム標準装備の「/System/Library/PreferencePanes」とローカルホスト共通の「/Library/PreferencePanes」、ユーザー別の「~/Library/PreferencePanes」をサーチし、ペインとして画面に表示する。ペインをクリックすれば、「システム環境設定」上で○○○.prefPanesが起動する、というしくみだ。

 ペインは前述のディレクトリへ追加すればインストールできるが、かんたんには削除できないよう設計されている。ペインをアンインストールする場合は、Finderを使うなどして○○○.prefPanesをゴミ箱へ移動するか(もちろん「rm -rf ○○○.prefPanes」でも構わないが)、「システム環境設定」のペイン上をControlキーを押しながらクリックして「○○○環境設定パネルを削除」を選択するかの二者択一になる。

 しかし、いずれの方法も少々わかりにくい。だから、ふと気づけばシステム環境設定がペインだらけ、というユーザーは少なくなかった。

 OS X Lionでは、この点が改良された。「システム環境設定」を起動し、上段の「すべてを表示」ボタンをプレスしてみよう。プルダウンメニューのいちばん下に「カスタマイズ...」という項目が表示されたはずだ。これを選択すれば、利用頻度の低いペインを非表示に設定して「システム環境設定」をスッキリ保つことができるのだ。

 このペインの表示/非表示を切り替える方法、これまでの○○○.prefPanesを削除する方法よりよほどわかりやすく現実的 -- システム標準装備のペインは事実上削除できない -- といえる。残念な点を強いて挙げれば、「すべてを表示」ボタンをプレスすることに気づくユーザーが少ない、典型的な「言われなければわからない機能の改良」であることだろうか。


OS X Lionの「システム環境設定」は、チェックボックスの表示/非表示を切り替えられるようになった
  • コメント(1件)
#1 haneco   2011-10-27 18:33:40
表示メニューにも「カスタマイズ…」がありますよ。
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