終了予定のiDisk、3つの代替サービスを紹介

海上忍
2011-10-20 12:05:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Mobile Meは、2012年6月をもって「iCloud」へと完全移行する。当面両者は併存するが、DashboardウィジェットやキーチェーンなどMac OS X専用の機能はiCloudへの移行手続き完了と同時に失われ、メールやカレンダーなど一部サービスはそのまま引き継がれる。この辺りの事情は、前回説明したとおりだ。

 問題は、2012年6月まで猶予期間が設けられた3つのサービス、具体的には「iDisk」と「iWeb」「ギャラリー」が失われることだ。いずれもサードパーティーのサービスで代替可能だが、個人的にはiDiskを失うダメージが大きいと考えている。

 iDiskはWebDAVベースのサービスだが、OS XのファイルシステムおよびFinderと違和感なく融合している。マウントはiDiskアイコンをクリックするだけ、アンマウントもゴミ箱へのドラッグ&ドロップでOK。シェルで操作する場合も、VFSの恩恵により他の物理ディスクと変わらぬ方法で(/Volumesディレクトリから)アクセスできた。ログイン時に特別なプログラムを実行する必要がなく、読み書きの遅さを除けば、ローカルディスクと変わるところがなかったといえる。

 しかし残すところ8カ月、そろそろ代替サービスを検討しはじめなければならない。本稿では、いますぐ使えてiDiskの代替となりうるオンラインストレージサービスを3つ紹介してみよう。

NDRIVE
 WebDAVベースのサービスをFUSEを利用してファイルシステムに接続するタイプのオンラインストレージが「NDRIVE」だ。利用開始時に専用クライアントを使いログインする必要があるが、総容量30Gバイト/最大ファイルサイズ4GバイトというボリュームをFinderから、しかも無償で使える。基本的にはFUSEに依存するため、不具合も多く残るが、30Gバイトというインパクトはそれを上回るといえる。NAVER会員であれば共有領域として利用できる点もメリットだ。
drivee
 こちらは3Gバイトと少々コンパクトだが、無償で使えるWebDAVベースとしては貴重な存在。WebDAVなので、もちろんFinderにマウントして利用できる。専用クライアントは必要ない。アカウントを登録しておけば、特定のユーザーのみダウンロード可能なファイル共有スペースとしても使える。ダウンロード/アップロードが高速なところも好感が持てる。難点らしい難点といえば、ウェブブラウザからアクセスすると「.DS_Store」が見えてしまうことか。

オンラインストレージサービス「drivee」の領域をFinderにマウントしたところ。WevDAVなのでFinderとの親和性は良好だ
Box.net
 いまなら50Gバイト(!)という大容量オンラインストレージを無償で使えるという「Box.net」は、iDrive代替として悪くない存在だ。ファイルのリネームや削除をしたときのレスポンスが鈍い、転送速度が遅いなど気になる点もあるが、大容量という点がそれを補う。利用方法はかんたん、http://www.box.net/davにアクセスして認証するだけだ。なお、無償利用はキャンペーンが終了する12月2日までに、同名のiOSアプリ(無償)からサインインした場合にのみ適用される。
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]