iPhoneからAirPrint非対応プリンタに印刷する

海上忍
2011-09-29 21:20:00
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 PCとスマートフォンでファイル共有可能なクラウドサービスが広がっている。EvernoteやDropboxなど、すでにお世話になっている向きも少なくないはずだ。

 筆者の場合、それらのサービスで「PDF」をよく扱う。プレスリリースなどPDFで配布される書類は、すぐにクラウド上へアップロードして、いつでもiPad/iPhoneで閲覧できるようにしているのだ。以前はFAXが多かったゲラ(校正紙)も、いまやほぼ100パーセントPDFでやり取りするようになったので、迷わずクラウド送り。取材や打ち合わせのため移動中の車内で読み、喫茶店など落ち着いた場所でMacに作業を移しPDFに書き込めば、校正作業終了だ。

 ただし、それはページ数の少ないときの話。ページ数が増えれば書き込みたくなる項目も増えるため、一度プリントアウトして手書きしたほうが作業は早く終わる。iOS 4.2でサポートされた「AirPrint」が便利に思えるのは、まさにこのときだ。

 しかし、AirPrintには難点が……対応するプリンタが少ないことだ。いまでこそエプソンやキヤノンなど国内メーカーも対応しているが(当初はHewlett-Packard製品のみだった)、インクジェット機に限定されている。コストなどレーザー機で対応しない理由もあるのだろうが、それはメーカーの事情で、エンドユーザーには関係のない話だ。

 Snow Leopardのときは、よい対応策が存在した。中身が「image/urf urf (0,UNIRAST<00>)」のみの定義ファイルを/usr/share/cups/mime/airprint.typesとして用意し、cupsdを再起動すれば、セットアップ済みのプリンタがAirPrint対応に早変わりするのだ。念のため、その手順を示しておこう。

$ echo 'image/urf urf (0,UNIRAST<00>)' | sudo tee /usr/share/cups/mime/airprint.types
$ sudo killall cupsd

 残念ながら、Lionに収録のCUPSは仕様が変更されたため、この方法は利用できない。「AirPrint Activator」など、ユーティリティーソフトの力を借りるしかなさそうだ。

 なお、AirPrint Activatorを利用するときは、対象のプリンタを共有する設定にしておかなければならない。システム環境設定「プリントとスキャン」ペインを開き、対象のプリンタを選択して「ネットワークでこのプリンタを共有」がチェックされていることを確認しよう。


LionであらゆるプリンタをAirPrint対応にしてしまう「AirPrint Activator」