フルスクリーンと新クラムシェルモードが悩ましい

海上忍
2011-09-13 17:10:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 正直に言ってしまおう。筆者は「フルスクリーン」に満足していない。Lionで導入されたこのアプリケーション動作モード、MacBook Airなど狭めのデスクトップで作業するぶんには便利だが、iMacなど広大なデスクトップでは余白多めになってしまう。ライオンはウサギを狩る時も全力を尽くすというが、ウサギを狩るには図体大きすぎの感が否めない。

 デュアルモニタ環境では、Lionは“狩る”ことさえ放棄する。フルスクリーンアプリケーションを起動すると、メインモニタは余すことなく描画されるのだが、サブモニタには濃いグレーのテクスチャが表示されるのみ。ただ電力を消費するだけの存在になってしまうのだ。

 かといって、フルスクリーンを放棄するのは惜しい気がする。前述した残念な点をのぞけば、iPhotoは扱いやすいし、3カラム構成が標準となったMail.appの視認性もなかなかだ。洗練されているとは言いがたいが、臨機応変に使い分けてこその存在なのかもしれない。

 ノート型機限定だが、対策はある。液晶パネルを閉じて「クラムシェルモード」で使えばいいのだ。そうすればノート側の液晶パネルは消灯されるので、バッテリーのムダは省ける。Snow Leopardまでは、液晶パネルを閉じると自動的にスリープ状態になってしまい、マウスやキーボードを動かしてスリープを解除するしかなかったが、Lionでは液晶パネルをパタンと閉じればスリープなしにシングルモニタ環境に切り替わる。もう一度液晶パネルを開けば、元通りのデュアルモニタ環境となる。

 ただし、この新クラムシェルモードにも悩みどころが。MagSafeを外すとクラムシェルモードは終了し、そのままスリープしてしまうのだ。リチウムイオンバッテリーを過充電すると寿命低下につながるため、充電率が80%を超えるあたりでMagSafeを外したいところだが、外せば即スリープとなる。かといって、スリープさせるべく液晶パネルを閉じると、MagSafe接続中で外部モニタの電源がオンのときは、意に反してクラムシェルモードになってしまう。

Lionの「フルスクリーン」は、デュアルモニタ環境にも大きな影響を与えている
Lionの「フルスクリーン」は、デュアルモニタ環境にも大きな影響を与えている

 問題に対するなんらかの解決策を提示している当コラムだが、今回ばかりは適当な解決策が見つからない。個人的には、最大表示化した(仮想)デスクトップに収まる範囲でのフルスクリーン、たとえばQuickTime Playerのコントローラはメインモニタで再生ウィンドウがサブモニタというとき、再生ウィンドウを最大表示化するとサブモニタ内でフルスクリーンになる、というしくみが欲しいのだが。いずれ解決されると期待して待ちたい。

  • コメント(2件)
#1 知らないことは知らないふり   2011-09-16 13:49:27
重箱の隅を突っつかないとネタが無くなりましたか?

#2 はは   2011-11-19 21:09:14
過充電防止ついてますよね?MBA。
  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ