まさかのまさかに備えておく--アップルが配布する「Lion Recovery Disk Assistant」

海上忍
2011-08-10 18:27:00
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
最新特集【一覧】

 Lionは、その導入においてCD/DVDメディアに依存しないOSだ。1つ前のSnow Leopardユーザー限定ではあるが、Mac App Store経由でインストーラを入手し、実行するだけで所定のボリュームへインストールできる。

 しかも、インストール時には約650MBのリカバリーモード専用パーティション「Recovery HD」が、起動ボリュームと同じディスク上に確保され(そのぶん起動ボリュームの領域は縮小)、電源投入直後に「Command」-「R」を押すと起動できるようになる。メモリカードにすら依存しない徹底ぶりは、UIにこだわるAppleの面目躍如といったところだ。

 だが、冷静に考えてみると1つの疑問が。起動ボリュームを含むディスクがクラッシュするとどうなるのか。HDDの場合、複数あるパーティションごとアクセス不能になるケースが多いはずだ。そうなれば当然リカバリーモード専用パーティションにはアクセスできず、各種レスキューツールも利用できない。玄関扉付近の火事を消そうと思ったら消火器は家の中だった、という状況を想像すればわかりやすいかもしれない。

 そこへ突如として公開された「Lion Recovery Disk Assistant」。わずか1MBのディスクイメージとして配布されるこのツール、既存の「Recovery HD」をコピーするためLion専用だが、空き容量1GB以上のメモリーカードや外付けHDDを接続し、画面の指示に従って操作すれば、そのデバイスがリカバリーディスクに早変わり。これで、前述したディスククラッシュにも対応できる。

Appleが配布を開始した「Lion Recovery Disk Assistant」※クリックで拡大画像を表示 Appleが配布を開始した「Lion Recovery Disk Assistant」※クリックで拡大画像を表示

 なお、電源投入直後に「Command」-「R」を押し続ける方法では、Lionインストール時に設けられた「Recovery HD」からブートしてしまうため、「Option」キーを押し続ける方法を使う。そうすれば、スタートアップマネージャが起動し、リカバリーディスクとして使えるはずだ。

  • 新着記事
  • 特集
  • ブログ