Macの旧モデルユーザーは知っておきたい「systemsetup」コマンド

海上忍
2011-08-04 13:22:00
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 Lionは、“基本”64ビットのOSだ。Leopardの時代からアプリケーション/コマンドの64ビット対応は進められていたが、それもSnow Leopardでは一巡し、64ビットモードのカーネルを動作させることが一般的になり始めた。昨年春以降に発売されたMac、もちろんLionとほぼ同時に発売されたMacBook Airも、64ビットカーネルがデフォルトとなっている。

 しかし、Lionとなったいまも、ほとんどのアプリケーション/コマンドは64ビット・32ビット両方のバイナリを備えた“ユニバーサルな”仕様となっている。カーネルも同様であり、動作モードも64ビット・32ビット両方用意されている。

 AppleはLionの動作対象から32ビットCPU搭載機を除外したため、Intelプラットフォーム移行後初のiMac(Core Duo)や、Core Solo搭載のMac miniにLionはインストールできない。つまり、Lionが動作するマシンはすべて64ビットCPU搭載機なのだ。

 カーネルやKEXTはいざしらず、/usrディレクトリ以下のコマンド群にまで32ビットバイナリが温存された理由は、正直よくわからない。いずれ32ビットバイナリは取り除かれるのだろうが、まだその時期ではない、とAppleは判断したのだろう。

 注意してほしいのは、64ビットカーネルがデフォルトになる以前のMacをLionへアップグレードした場合だ。32ビットモードのMacでLionへのアップグレードを実行した場合、カーネルの動作モードが引き継がれるため、Lionへアップグレードしたあとも32ビットモードカーネルがデフォルトになってしまうのだ。

 だが、Appleはカーネルの動作モードを切り替えるためのしくみを、システム環境設定などのGUIツールに用意していない。必要な場合には、Terminalから「systemsetup」コマンドを実行するしかないのだ。カーネルの動作モードを切り替えるフリーウェアもいくつかあるが、システム標準の機能だけで切り替えられるということも知っておいたほうがいいだろう。

64ビットカーネルをデフォルトのカーネルにする(実行後再起動)

$ sudo systemsetup -setkernelbootarchitecture x86_64

32ビットカーネルをデフォルトのカーネルにする(実行後再起動)

$ sudo systemsetup -setkernelbootarchitecture i386
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