Lionの新機能「フルスクリーン」で「Terminal」を使う

海上忍
2011-07-29 13:49:00
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 Lionで登場した機能「フルスクリーン」。ウィンドウを画面全体にただ拡大するわけではなく、アプリケーション開発者の意図したレイアウトで表示することが狙いだ。特に、中心部にはメインの画像を据えつつ周囲に複数のダイアログを配置すると好都合な、iPhotoやiMovieのようなアプリケーションには効果的だろう。

 Terminalも例外ではなく、Lionでフルスクリーンに対応した。VT100互換の80桁×24行表示が骨の髄まで染み込んでいる身としては、使う場面があるのかといぶかしがっていたのだが、これが意外に「アリ」なのだ。

 たとえば、psコマンドで実行中のプロセスを調べるとき。バイナリがバンドル内部にあることが多いOS Xの場合、80桁ではパスを表示しきれないことが多々ある。「w」オプションの132桁ですら足りないこともあるが、フルスクリーンならばほぼ表示できる。筆者が普段利用している1920×1080の外部ディスプレイの場合、表示領域はなんと272桁×76行だ。

LionのTerminalは「フルスクリーン」に対応、topコマンドもこのとおり表示されるように LionのTerminalは「フルスクリーン」に対応、topコマンドもこのとおり表示されるように ※クリックすると拡大画像が見られます

 「Darwinのコンソール画面のようでイヤ」という場合には、背景色をカスタマイズしよう。確かにデフォルトの白では味気ないが、背景色の不透明度を下げると、システム標準のデスクトップピクチャ(グレーの布地状)が浮かび上がり、ちょっとシックな印象になる。テキストのカラーを白に変えれば見やすくもなる。

 topコマンドもがぜん便利になる。80桁×24行のときに表示される項目は11だが、フルスクリーン(272桁×76行)では一気に28となる。あれこれ考えなくても、フルスクリーンに切り替えるだけでプロセスに関するさまざまな情報が表示されるので、使い勝手はいいと思う。

 問題は……フォントサイズがウィンドウ表示のときと変わらないことか。フルスクリーン時は情報量が多い、早い話が文字だらけになるので、必要な情報だけを読み取ることが難しくなる。フォントサイズを上げれば、前述したpsやtopのメリットが損なわれてしまうだけに、悩みどころかもしれない。タブごとにフォントサイズを設定できれば尚よかったのに、と感じるのは筆者だけだろうか?

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