Mac App Storeの価格が大幅ダウン、Lionへの影響は?

海上忍
2011-07-14 15:54:00
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 7月14日、日本のApp Storeで価格改定が実施された。昨日まで115円だったアプリが85円に、230円だったアプリが170円に変わるなど、大幅な値下げだ。

 率は25~30%と一定ではないが、価格が据え置かれたアプリは見当たらない。公式発表はないが、ドル円の為替レートが80円台前半で比較的安定して推移(本校執筆時点では78円台!)していることを受けての決断だろう。

 価格改定は、Mac App Storeも例外ではない。iPhotoとiMovie、GarageBandは1700円が1300円に、Xcodeも600円が450円に。Apertureも9000円だったものが6900円と入手しやすくなっている。

日本のMac App Storeで価格改定が実施され、115円だったFaceTime for Macが85円に! 日本のMac App Storeで価格改定が実施され、115円だったFaceTime for Macが85円に!

 日本の消費者にとっては大歓迎のトピックだが、日本に住むのは消費者ばかりではない。当然、日本の開発者も影響を受けるのだ。値下げは需要を喚起するかもしれないが、App StoreとMac App Storeの顧客は日本在住者のみにあらず、世界を相手にしていることを考えると、円ベースでの売上高は減る可能性が高い。かといって安易に値上げするわけにもいかず、悩ましいところだろう。

 Mac App Store経由で提供されるLionへの影響だが、事前アナウンスどおり2600円ではないかと考える。その理由は29.99ドルという米国価格だ。今回の価格改定は、ドル円の為替レートが85円で計算されているフシがあるが、それを前提にすると2600円という価格(為替レート約86.7円)は値下げが織り込み済みなのだ。

 ところで、14日の午前中、一時Mac App Storeで「Aperture」が無料ダウンロード可能になるという椿事が発生した。筆者は見逃したが、約30分にわたり無料状態が続いたという。このときダウンロードできたユーザーは、実にラッキーだったと言っていい。その経済効果(?)は、6900円どころではないかもしれないからだ。

 というのも、App StoreとMac App Storeでは、ダウンロード時点での価格が継続適用されるからだ。時折期間限定でアプリが無償配布されているのを見かけるが、そのときダウンロードしておけば、再び有料化されても無料ダウンロードできる。製品としての一貫性が維持されているかぎり、バージョンアップも無償で受けられるのだ。

 無料化されたアプリケーションは迷わずGET、これがLion時代の常識になるかもしれない。

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