特集:builder的Lionのみどころ--開発環境:API周りの変更点(前編)

小池邦人 (有限会社オッティモ)
2011-08-01 20:37:00
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 色々なメデイアでLionの派手な新機能ばかりが紹介されているが、今回のバージョンアップで開発者が最も注目している点は、「新規に利用できるようになったAPIは何があるのか?」である。

 WWDC 2011での発表によると、Lion(Mac OS X 10.7)で新規に追加されたAPIは3000以上あるそうだ。そうした新規APIが革新的かつ魅力的であれば、Lion用アプリケーションに対するアイデアも膨らみ、「さあアプリケーションを開発するぞ!」というモチベーションにも結びつく。

 そのために成すべき仕事は、追加されたクラスやメソッド(API)をフレームワーク単位で調査し、Lionでは何と何が可能になったのかを正しく把握することである。APIが一気に3000も増えると、こうした調査だけでも大仕事なのだが、まずはAppleが提供している技術ドキュメント「What's New In Mac OS X」を参照するのが手である。

 これはMac OS X Developer Libraryから入手可能で、Mac OS X 10.5(Leopard)、10.6(Snow Leopard)、10.7(Lion)で追加されてきた新機能が簡潔にまとめられている。ここで取り上げられている各機能の詳細については、やはり同サイトにある「Mac OS X Technology Overview」や「Mac OS X Application Programming Guide」が参考になる。

 このドキュメントで新規能を一通り把握したら、Appleとデベロッパー契約を結んでいる開発者は、「WWDC 2011 Session Videos」経由でLionに関するWWDC 2011のビデオ(解説は英語)を視聴すべきだろう。中には、かなり詳細にAPIの解説をしているセッションもある。ただし、セッションビデオはどれも1時間と長いので、先んじて付属のプレゼン用スライド(PDF)を参照するだけでも大変参考になると思われる。

 その後、特に興味深い技術や機能があれば、各フレームワーク毎にプログラミングガイドやAPIリファレンス、そしてヘッダーファイル(.h)などで、クラス構造やメソッドの詳細を確認することになる。

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